『ヘアスプレー』
今年2月に『ドリーム・ガールズ』という素晴らしい映画を観ました。
早々にサントラ盤も手に入れて、DVDだって珍しく何度も観ました(笑)
で、悔しい思いをしたのです、、、「これは、舞台で観たかった!」と。。。
残念ながら、その轍を再び踏んでしまいました(爆)
この映画『ヘアスプレー』も、舞台で観たかった!
しかも、この夏に上演されていたのに、見逃してしまったのです。。。悔しい!
誰かに、新しい価値観を理解してもらうときに、
大きく分けて二通りのアプローチがありますね。
ひとつは「その価値観を認めないと損をする」という方向。
そしてもうひとつは「その価値観を認めると楽しい」というアプローチ。
「差別撤廃」というテーマにおいて、前者の典型が『ウェストサイド物語』であり、
後者の、明るく楽しい語り口を持っているのが『ヘアスプレー』と言えるでしょう。
当然、みかん星人が大好きなのは後者なのであります。
もちろん、「世の中そんなに上手くは進まない」ものですが、
それを納得させてしまう力が、ミュージカルという形式にはあるのですね。
もちろん、登場する役者達の芝居の質も重要です。
「世の中そんなに上手くは進まない」事を忘れさせてくれる一番が、
クリストファーウォーケンが演じるヒロインのパパ・ウィルバーでしょう。
そもそもは「ミュージカル俳優を目指していた」という彼は、
往年のミュージカル映画のような動きを見事に再現してくれています。
また、彼と対するのが、因縁浅からぬミシェルファィファーなのも、絶妙。
この映画の魅力は、もちろんそのキャッチーな音楽にもありますが、
なんと言っても「善」の力が積み重なって道が開いてゆく物語でしょう。
素晴らしい音楽の力を借りて、
人か、ほんの少しの前進で表現できる「善」を軽快に歓待する。。。
観終わって、こんなにも心地よく感じられた映画は、なかなかありません!
あーもー、それにしても舞台を見逃しているとは。。。。残念!
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コメント
るいさん、久しぶりのコメントありがとう。
そう、この映画こそ「見逃してはもったいない映画」ですよ。
スクリーンの中に入ってしまいたくなりますものね。
パパ、素敵でしたね。。。言い寄ってみますか?(*^^*)
投稿: みかん星人 | 2007年11月23日 (金) 午後 05時45分
こんにちは。
お久しぶりに、TBさせて頂きました。
や~、無理無理にでも見に行って正解の映画でした!!
その場で一緒に踊れないのが悔しいくらい、ノリノリで観てしまいました(*^-^*)
トレーシーの団扇は、、置いといて、
2頭身のぬいぐるみみたいなの作って欲しいですね!>歌って踊れる素敵パパ
癒されますよ。。きっと(笑)
密かに、面白おかしいおもちゃのご紹介♪みたいな、ベルマに言い寄られてるシーンが好きだったりする私です♪
投稿: るい | 2007年11月22日 (木) 午後 10時37分
こんにちは。
そういうコトですか!
それは私には分らないヮ~。
お返事とヒントを頂けて良かったです。
では、ただひたすら楽しんで観てきます。
投稿: 葉直 | 2007年10月31日 (水) 午後 08時31分
葉直さん、コメントありがとう。
そうですか?(笑)
明らかに「真似事」をしていましたけれど。。。。
というか、そもそもは、彼の「首の角度」にご注目といったところであります。
投稿: みかん星人 | 2007年10月31日 (水) 午前 07時03分
こんにちは。
クリストファーウォーケンが往年のミュージカル映画のような動きを見事に再現してくれている…うーん、分りませんでした。
もう1度観るので、気をつけてみます。
投稿: 葉直 | 2007年10月30日 (火) 午後 11時54分