『鹿鳴館』 @ 自由劇場(参演初日)
最初から疑問で、、、前にも少し書いた気がしますけど、、、
「なぜ、いま、『鹿鳴館』なのだろう?」か?
書かれて50年?という事が、
これほど何度も、貴重な自由劇場の空間を支配する理由になるとは、思えない。
なにか、特別な「思い」が込められているのだろうか?
・・・と、今回もよこしまに眺めてきたけれど、解らずじまいでした。
尤も、時をおいて、そして忘れない頃に再演するという、
東宝のようなロングランというのも、私は有意義だと思うので、
もしも劇団四季が『鹿鳴館』に(リハビリも兼ねた)そんな意図を持っているなら、
大賛成なのだけれど。。。だったら『ハムレット』でも良いじゃないか(笑)
や、、、悪くないです、此度の『鹿鳴館』。
今まで首相だった山口嘉三氏が演じる「革命政治家・清原永之輔」は、
四季の発声法とは違うからか、劇場全体に鳴り響く美声で、
懐かしい恋、息子への愛を語る様子は、他の役者を押し退けるほどの存在感。
その様子も「久雄の父」に相応しく、面白いほどのはまり具合。
ただ、その朗々たる声質が、自由劇場の空間に合うのかどうか。。。
白眉は、久雄を探し、階段を駆け下り、銃声を耳にする朝子の様子。
PVでも観た気がするこの印象的な場面の「スリル」が、
前回よりも鋭くなっている気がしたところ。。。
野村さんの動線の美しさなんでしょうかね。
私は2階の最下手から見ていたので、そのせいかも知れませんが(笑)
この場面に続く、それまでの朝子とは違う様子が、実にまた美しかった。
(既に私が「自業自得だ」と思いこんでいるからかもしれない・・・)
プログラムの表紙が変わっています。
中身も、当然、変わっていて、あの人やあの人の匂いが全く消されています、
が、この新しいプログラムの表紙は、面白くありません。
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コメント
とみさん、コメントありがとう。
そう「昴」のハズですが、、、
配られたキャスト表にはそのクレジットが無いのであります(笑)
(プログラムの中の紹介では「劇団昴所属」って書いてありますが・・・)
ともかく、こんなにたくさん芝居をしていたら、
「適材適所」なんてありえないですね。
さて、、、だれがハムを演じるのでしょう。。。投票受付ましょうか(笑)
投稿: みかん星人 | 2007年10月23日 (火) 午後 03時16分
>みかん星人さま
閣下の清原,どんなんか報告お待ちしておりました。昴のメンバー,大活躍ですね。おそらくベストメンバーなのでしょう。
生え抜きで清原を演じていただきたい方いっぱいおられますが,閣下の美声と威厳の前に屈服しましたか。
新ハムレットのキャスティング,期待されますね。
投稿: とみ | 2007年10月22日 (月) 午後 12時33分