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2007年7月 6日 (金)

『アンドリュー・ロイド=ウェバーのフル・ピクチャー』

今月の「シアター・テレビジョン」では、
坂元健児くんのソロコンサートが放送されたりするので、番組表を眺めていたら、
アンドリュー・ロイド=ウェバーのフル・ピクチャー』という番組を発見。
ちょうど放送開始直前だったので、洗濯の傍らに見ようかと思って選択。

結局、家事などそっちのけで見入ってしまいました。。。これは、面白かった!

ALW氏は、子どもの頃から音楽に囲まれていたそうですが、
教会などの「建築物」にも関心があり、
やがてそれは「ヴィクトリア朝美術」や「ラファエル前派」への関心に広がり、
若い頃から少しずつ、『キャッツ』のヒットで順調に、
そして『オペラ座の怪人』の成功で活発に絵画を収集し、ついには、
ロンドンの「ロイヤル・アカデミー」で展覧会をするコレクションを持っているのだそうです。
彼がワインのコレクターだとは知っていましたが、
美術品のコレクションをしていたのには驚きました。

その「ヴィクトリア朝」や「ラファエル前派」のコレクションは、
学術的な意味でも価値のあるコレクションだそうで、
「収集の為にミュージカルを書いていたのか?」と思ってしまうほどです(笑)

で、番組では、ALW氏本人がコレクションの解説などもするのですが、
これが実に明確で饒舌。
その作品の特長や魅力を簡潔に説明するのです。
なるほど彼のメロディーが、その感情を表現する力に長けているのも納得。
彼の中には明確なイメージができていて、
それを言葉でも、音楽でも、同じように表現する力を持っているのですね。

途中、彼が「ロイ オービソン」のファンだというエピソードが出てきて、
彼の歌にあわせてロセッティらの絵が映されるのですが、
それを観ていたら、彼の作品の魅力に通じる「何か」を感じました。
『アスペクツ・オブ・ラブ』が観たくなりました(笑)

あと、彼の愛猫が登場するのですが、
その猫のいるイスの後ろに書かれている言葉が秀逸で笑いましたね・・・
曰く「安物のワインを飲むには、人生は短すぎる」、、、御意!

50分の番組でしたが、まったく飽きる事がなく、
ALW作品の魅力の根幹を知った思いがしました。
今月はまだ何度も放送されるようですので、契約なさっている方は、ぜひ。
 (この月替わりのドキュメンタリーは大変に面白いです。
  先月はソンドハイムのワークショップの模様でしたし、
  5月はマッキントッシュの成功秘話でした・・・来月もたのしみ!)

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