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2007年3月19日 (月)

『ディパーテッド』

今年のオスカーを取り、スコセッシ監督にようやく「監督賞」をもたらした作品、
『ディパーテッド』を、ようやく、観てきました。

うーん、、、、私には合いませんでした。

物語は、確かによく出来ているとは感じますが、
悪役がちっとも「悪い」と感じられないから、緊張感がほとんど無い。
ギャングのボスを「ジャック ニコルソン」が演じているのですが、
確かに怖くて不気味な存在なんだけれど、
「どーしてもっと簡単に逮捕できないの?」
と感じてしまうほどに「小物」な気配なんですねぇ。。。
「下手に手を出したら、どっからどんな弾が飛んでくるか判らない」
というストレスのような恐怖が全くない、、、チンピラに見える(笑)

デカプリオくんも、顔の表情ばかりが大げさで面白くないし、
エリート捜査官のマットくんは、少しもエリートに見えてこない。

最近の映画としては珍しく「アップ画面」が少ないものの、
それでもスコセッシ監督の映画としては人物に寄り過ぎで、
監督の映画にいつも感じる「止められない時の流れ」のようなものを感じない。

小粒で、せせこましいのに、140分も座らされるだけの映画でした。

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コメント

小物どころか、オリジナルと違って、6人しかいないチンピラ組織ですからねえ。。。。なぜこれが捕まえられないのか不思議です(笑)

私はジャックニコルソンは悪魔のようなイメージがしました。書いてる絵も不思議でしたし。

たしかに出来は完璧とは言えませんが、私なぜかこの作品異常に好きなんです。レビューにも書きましたけども、さすがスコセッシだと思ってしまいました。カメラ、音楽、バイオレンス、ロケ、でも嫌いな人がほとんどで、この作品を指示してる人はかなり少ないんですね。

投稿: カトキチ | 2007年3月25日 (日) 午後 11時14分

カトキチさん、コメントありがとう。
・・・彼の素晴らしいレビューはこちら。。。
http://community.movie.livedoor.com/item/100/i22155828/review/e20254/

さて、スコセッシ。。。(^o^)
『アビエイター』の時に「あれ?」と思ったのですが、
彼は、「個性」とか「人格」を描くのが好きなのだと思っていましたが、
実は、「個」や「人」そのものが好きなのかもしれません。
いや、熟して、好きになったのかもしれません。

『アビエイター』でのスコセッシは、
「ヒューズ」の個性やその影響力を描くという事よりも、
「ヒューズ」の個がどうして成立していったのか?
をテーマにしていたように感じたのです。
それは、簡単に言うと、
F.キャプラではなくて、O.ウエルズ。
黒沢明よりは、成瀬巳喜男という感じでしょうかね(笑)

ニコルソンが書いていた絵も、以前のスコセッシだったら、
それが具現しそうな方向で演出すると思うのですが、
この映画では、ニコルソンの内面を描写する手段に留めていました。
それがヒールとしての不気味さを生み出してはいましたが、
さて、それがこの物語に有効だったのか?
という部分で、私には「面白くない」と見えてしまったのでしょう。

投稿: みかん星人 | 2007年3月26日 (月) 午後 06時57分

そうです、そうそう、『ディパーテッド』は深みがないんですよ、「個人」が「個」になったってズバリな表現ですね。

オリジナルの「駆け引き」が「チンピラ同士のケンカ(この場合警察もチンピラである)」みたいになってしまって、ただの暴力ドラマになってしまいました。主人公の心情は全部音楽で表現されてて、さらっとしてます。そういう薄い部分に惹かれたんでしょうねぇ。ロックが水割りになったような飲みやすさを感じます。

でも2時間半は確かに長いか(笑)

投稿: カトキチ | 2007年3月26日 (月) 午後 11時06分

忘れてた!

>・・・彼の素晴らしいレビューはこちら。。。

恥ずかしい!いやぁありがとうございます。めちゃ嬉しいです!

投稿: カトキチ | 2007年3月26日 (月) 午後 11時09分

》チンピラ同士のケンカ
御意!
ギャング同士の闘争ですよね、こーなっちゃうと。

アンダーカバーものでは、「正義」が輝いてないと面白くない。
で、「正義」は「悪」との対比で輝くわけです。
 (昔の007なんかモロそうだよね、、、今では、だから混沌としている)
『ディパーテッド』は、冒頭にポリスアカデミーを描写しながらも、
そこで育まれる「正義」の輝きを生かせてない。
もっとも、
その「正義」の薄さが、スコセッシらしいといえば、らしいのかも(笑)

だけど、それだったら、あの脚本を買ってこなくてもね(^o^)

投稿: みかん星人 | 2007年3月28日 (水) 午前 07時28分

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映画、DEPARTED ディパーテッドの感想 ★★★★☆○出演:レオナルド・ディカプリオ マット・デイモン ジャック・ニコルソン○監督:マーティン・スコセッシ2007年1月20日から公開予定の映画、DEPARTED(ディパーテッド)を観てきました☆^^ハリウッド史上、最高... [続きを読む]

受信: 2007年3月22日 (木) 午後 04時45分

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