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2007年2月 2日 (金)

『コンタクト』バックステージ・ツアー

興奮のステージが終わり、
ホワイエで暫し待ち、
いよいよ、「バックステージツアー」の始まりです。

お芝居の内容にも踏み込んでいますので、
『コンタクト』を観ていない方は、ご遠慮ください(^^)

まずは、舞台監督の平田さんが「授賞式」の演壇に立ちます。
この3幕の冒頭に登場する演壇は、
実は舞台の床の一部で、使うときに90度立ち上がってくる仕掛。
劇団四季の舞台は、演目に合わせて床を敷き替えると聞いた事がありますが、
おかげで、こんな事ができてしまうわけですね。

最初に舞台上にセットされていたのは、
その「授賞式」に続いて現れる「高級マンションに在るワイリーの部屋」でした。
派手な広告業界の寵児である彼の部屋は、しかし、とても質素と言う設定。
実は、この部屋の中に「最愛のルーシー」がいるのですが・・・・
「ルーシー」がどこにいるのかは、参加した人だけの秘密です(笑)

この部屋で、ワイリーは自殺を図りますね。。。。
舞台監督さんは、そのシークエンスが最も緊張するの事。
まず、ロープの長さを調節するのが難しいそうです。
ソファーの上に分厚い本を2冊積んだときには僅かに届かず、
3冊積んだときにようやく届く長さに、毎舞台、調節しているそうです。
 (この本は、ウェブスターの辞書と、ワークブック(規格書?)でした)
また、このロープが、本番でうまく電灯の上を通り抜けない事もあったり。。。

ところで、このロープですが、「総」がついています。
その「総」は、黄色いドレスの女が持っているバッグにも付いているんですね。
かように、ワイリーが彼の幻覚の中で出会う事の多くには、
彼が見聞きしていたものの影響が出ているという事なのです。

さて、続いて「体験コーナー」(笑)
最初に選ばれた男性が「ブランコ」。
続いて選ばれた女性が「黄色いドレスの女の登場シーン」を体験。
これは、ブランコの方が楽しいなぁ。。。。

いよいよ、バックステージを堪能。
とはいえ、たった5分ですから、のんびりしていられません。。。。
ワイリーのデスク&バーテンダーのカウンターには、
いろんな引き出しが用意されていて、
飲み物が入っているように見えるグラスなどが隠されています。
ここには「ニューヨーク・マガジン」とかも置かれていたり。

舞台に登場してくる「ピンボールマシーン」は、
中にいろんな細工が仕掛けられていて、スモークまで出てくる凄い仕様。
「ビリヤード台」は、正方形ではなくて、微妙にひしゃげていました。
そうそう、、、「Don’t WALK」を背景にワイリーが歩く場面で、
「カツカツ」と小気味良い足音がしていますが、
これは、ビリヤードの「玉」を二つぶつけて音を出しているそうです。
舞台の袖で、ワイリーの歩きに合わせて、俳優さんがやっているとの事。
この場面は、いろんな意味で恰好良いですねぇ。。。

2幕のイタリアン・レストランのメニューもありました。
「ニューヨーク・スタイルのステーキ」が$5.25と、
1954年らしい値段。。。。なのかな?

ライトを点滅させるための「リモコン」とか、
ピクニックのバスケット(太いソーセージが・・・)とか、
まあ、いろんなものがありました(笑)

もういちど、のんびりと眺めたいなぁ。。。。16日かぁ(爆)

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