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2007年1月27日 (土)

『あなたを忘れない』

2001年1月26日に「新大久保駅」で起きた事故を憶えていますか?

ホームから線路に転落した人を助けようとして、二人が線路に下り、
でも結局3人とも亡くなってしまった、、、という悲惨な事故。
当時、東京にいた人なら、
今も「新大久保駅」を通る際、時折思い出したりするのでは無いでしょうか。。。
そして、
「私なら、そんな事はしない。。。たぶん。。。きっと。。。」と思うのでは?

みかん星人も、このお二人の気持や決意は分かるのですが、
やはり「残念ながら、愚かな行動・方法だった」と思うのです。
そして「どうしてそんな無茶を・・・」とも思うのです。

で、前置きが長くなりましたが、この『あなたを忘れない』は、
その、助けようとした一人、
韓国からの留学生・李秀賢(イ スヒョン)さんの物語です。
この映画のプロデューサーも、
「なぜ韓国の青年が命を掛けて日本人を助けようとしたのか?」
という疑問を追及したくて、この映画の制作を決意したとの事。
そして、その疑問は、この半分ほどフィクションの混ざった映画の中で、
なかなか上手に解き明かされていたように感じました。

「なぜ」という部分に関しては、
具体的に「こういう事があったから」でも、
「こういう教育・心情・心理・信念があったから」という事ではなく、
映画全体を通じて「なるほど」と感じ取るものでした。
「ああ、この青年なら、この瞬間なら、こうしてしまうかな」と・・・

ですから、この結末が事実ではなく、
あの事故も含めて総てが映画のために考えられた物語である・・・としても、
「悲しい結末だけれど、良くできた映画だなぁ。。。」と思ってしまうでしょう。
特に、李秀賢さんの家族との時間、
そして「疾走する」ような自転車での移動や富士山への登頂といった、
「彼を育んだもの」「彼自身の言動」を描写した場面から感じとれることは、
あまりにも「出来すぎ」の感はあるものの、芯の通った物語でした。

ただ、、、フィクションの部分はなぁ。。。ま、いいか(笑)
それと、相変わらずアップばかりの画はつまらないです。
というか、ピントが甘いし、遠景は雑だし、、、撮影が良く無いですね。
最近、調子が良いように見える邦画ですが、
相変わらず「画」と「音」はいまひとつですね。。。

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コメント

みかんサン、お久しぶりです。
私も観ました。
日頃は仕事に追われ、慌しく過ぎてしまう毎日ですが、
忘れかけてしまった大事な「何か」を思い出させてくれた
気がしました。
両親・友人・大切な人…人と人は強い「絆」で結まれているんだと考えさせられました。


投稿: サク | 2007年1月29日 (月) 午前 12時41分

サクさん、コメントありがとう。

そう!そうなんですよ。
とある一人の「人格」は、その人が作り上げるものではなくて、
その人が過ごしてきた環境「絆」が多大に関与して形成されるのです。
「一人で大人なった奴」なんていません。

だからこそ、その命を大切にして欲しいし、
同じように「他者」にも良い影響を与える人でいて欲しいと思うのです。

この映画は、ちょっと「美談」にしすぎているきらいはありますが、
やはり強く心に残るのは「もったいない!」という思いでしょう。
こんな映画となって語り継がれるよりも、
李秀賢さんには日韓の、いや日朝韓の関係を良くするために、
その経験を生かした尽力をしてほしかった。。。

本当に、残念でなりませんね。。。

投稿: みかん星人 | 2007年1月29日 (月) 午前 12時49分

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