『マリー・アントワネット』
「あの人、最近(あれ以来)すっかり変わったよね・・・」
という事を、時々、耳にします。
何かをきっかけに、人が変わってしまう、、、
まじめに、不真面目に、仕事中毒に、家族思いに、外交的に、ネクラに。。。
周囲の人から見ると、それは「突然」のように見えたりします。
けれど、実は、
本人の心の中では、ずっと以前から「堆積」していた事なのかもしれません。
みかん星人の内部でも、
「これでは、いけない」とか、「もっと、ああしたい」という情動が絶えずありますし、
それが一定量溜まった「ある日」に、変化が始まるという事が、あります。
この映画『マリー・アントワネット』が2時間掛けて描いたのも、
こういった「何かが堆積する様子」だったように感じました。
そして、映画も、実際のアントワネットも、
積もり積もった「何か」が彼女を変えたその時に、終わってしまうのです。
さすがソフィアコッポラ監督です、、、良くできた映画だと思いました。
『ヴァージン・スーサイズ』や『ロスト・イン・トランスレーション
』でもそうでしたが、
少しずつ、まるでミルフィーユやバウムクーヘンを作るように、
薄く透き通るような描写を丁寧に重ねてアントワネットを描き出していました。
たぶん、アントワネット本人がこの映画を観たなら、
「そう!私はこういう人間だったのよ!!」
と、彼女が知って欲しかった「本当の姿」がこの映画に在るように思います。
特に、監督の音楽の使い方は見事!
また、カメラの使い方、光の描き方、、、実に彼女らしくて素敵です。
冒頭クレジットの中で、
アントワネットの「カメラ目線」をワンカット入れてあるのですが、
これが実に上手い!
だけどなぁ。。。。うーん、、、、
みかん星人は、アントワネット役の「キルスティン ダンスト」嬢が苦手。。。
いや、ハッキリ言うと、、、嫌いなんです(爆)
『ヴィージン・スーサイズ』の時にも違和感を感じていましたが、
『スパイダーマン』ではお腹の底が冷えるような気持ち悪さを感じました。
唯一『チアーズ!』ぐらいかなぁ、、、許せるのは(笑)
ですから、この映画も、当初は鑑賞予定には無かったのです。
ただ、監督が好きですし、
去年観たミュージカル『マリー・アントワネット』が混乱の極みで、
「では、本当のアントワネットって、どんな人?」
と思ってしまった事で、この映画を観たのです。
でまあ、脚本と演出が良かったので「なるほど」とは思いましたが、
「やはり、ダンスト嬢は見ていられない」と、再確認もしてしまった次第です。
途中、ダンスト嬢の顔で、アントワネットを描いた絵画が数点出てきます。
ですが、その、オリジナルと全く違う雰囲気に、
みかん星人は、怒りすら感じてしまったのでした、、、ファンの方、ごめんなさい。
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コメント
ソフィア・コッポラ監督だし、映像は絶対綺麗なんだろうなと思って気になってました。
でも、ヒロインがキルスティン・ダンストだったのですね。う~ん…。
私も彼女の良いところがどこか分かりません…。
投稿: たこ | 2007年1月21日 (日) 午後 07時21分
たこさん、コメントありがとう。
やはり?たこさんもダンスト嬢がダメでしたか。。。。
主役なので「観ないで済ませる」事ができず、
特に彼女が微笑んだりすると、、、、困ってしまいました(笑)
でも、確かに綺麗な映画です。
無茶、してみてください(爆)
投稿: みかん星人 | 2007年1月21日 (日) 午後 11時37分
見に行きたいような気もしますが(私にしたらこれは非常に珍しいw)、テレビスポットで見たときに微妙な違和感を感じているんですよねぇ。
……乗り越えられるでしょうか(苦笑
#映画好き女子高校生は「行こうよ~行こうよ~」と騒いでますが(汗
投稿: たぬ | 2007年1月23日 (火) 午前 03時05分
dada2です。
葉直さんと、マカロン食べて、映画アントワネット観て、
ヴィロンでディナーしてきました。
女同士って楽しい…。
キルスティン・ダンストはダメですか?
私は、あのガーリーな魅力には結構惹きつけられますよ。
すごく可愛いけどビミョウにキッチュな衣装も彼女にはピッタリでした。
美人な女優さんだと、ああは行かない気がします。
映画自体は綺麗でしたね。
でも、フランス人が観たら、有り得ない事だらけで、
あまりの事に卒倒すると思います。
投稿: dada2 | 2007年1月24日 (水) 午前 12時27分
たぬちゃん、コメントありがとう。
映画館でみる映画、、、やはり良いものです。
予告編も楽しいですしね・・・いまは『ハッピー フィート』とか(笑)
http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/
投稿: みかん星人 | 2007年1月24日 (水) 午前 07時35分
dada2さん、コメントありがとう。
ダメ、、、ですね(笑)>ダンスト
私の中では、江國香織さんの書く小説と似た位置関係で、
どうにもこうにも苦手です。
この映画、フランス政府の支援をうけたにも関わらず、
フランスでは猛烈な批判を浴びているそうですね。。。
私はこの時代に疎いのでよく解りませんが、
そんなにも「有り得ない事だらけ」なんですか?
投稿: みかん星人 | 2007年1月24日 (水) 午前 08時20分
まあそうですね。有り得ない事だらけで、有るハズの物が無いと言いますか…、
シャンパンに料理、お菓子や、ドレスや…諸々で、???となりましたが、
そんな事を言うのは野暮と言うものでしょう。
ミュールたっくさーんにくたびれたスニーカーが混じっていたシーンにお気づきになりました?
おちゃめだなあクスクスと日本人の私は思いましたが、
そう思われない方もいらしゃったでしょう。
投稿: dada2 | 2007年1月26日 (金) 午前 12時44分
ああ、、、なるほど!
スニーカーには気がつきませんでした・・・
あの監督、『ロスト・イン・トランスレーション』で和服が左前になっている映像を
「構図が良いから」という理由で使った人ですからね(笑)
衣装やお菓子に関しては疎いので分かりませんが、
シャンパンは上手く描かれていたと思いました。
シャンパンをストローで飲むスタイルを作ったPIPER社は、
http://www.piper-heidsieck.com/
1785年の創立ですが、
宣伝のために同社の最高ブランドをアントワネットに献上していて、
その時の絵が同社の玄関に掛けられているそうです。
映画の中で使われていたのは、「クープ」と言われる形のシャンパン・グラスでしたが、
(いま時、結婚式ぐらいですかね、、、このグラスでシャンパンを飲むのは(笑))
この形は「アントワネットの乳房」から取られているというお話がありますね。
ですので、シャンパンに関する描写が実に上手いと感じていた私は、
他の部分も同じレベルで「よく出来ているのだろう」とおもってしまいました(笑)
投稿: みかん星人 | 2007年1月26日 (金) 午前 07時46分
おう、シャンパンはもう有ったのですね。
まだ無いだろうと思っていました。
認識が間違っていました。大変失礼しました。
PIPER社は1785年の創立、
フランス革命は1789年か…。
投稿: dada2 | 2007年1月26日 (金) 午後 06時28分
観て来ました!スニーカー私もひっかかりました!
投稿: カトキチ | 2007年1月26日 (金) 午後 06時57分