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2007年1月 5日 (金)

『王子とこじき』 by 劇団四季 @ 文京シビックホール

去年も、今日1月5日に、
文京シビックホールでミュージカル『人間になりたがった猫』を観ました。
そう、この日は、恒例の「ファミリーミュージカル鑑賞」なわけです。

今年の演目は、マークトゥエイン原作の『王子とこじき』。
物語は有名ですね。
時に西暦1547年の物語で、「王子」は実在の人物。
「父」のヘンリー8世は「イギリス国教会」を創始した人で、
要するに大変に我侭だったわけです。
そのお陰で、イギリスは絶対主義の中央集権国家となり、
その子・エリザベス1世の頃には「日の沈まぬ国」となりました。
問題の王子・エドワード6世は、この年9歳という幼年王でしたが、
残念な事に、在位は6年間で、15歳で「お隠れになった」悲劇の王様です。

その悲劇性と、父の「恐怖政治」が、この物語を読み解く鍵ではありますが、
「ファミリーミュージカル」になってしまえば、そんな事はどーでも良いのです。
やはり、劇団四季という劇団は、こういうミュージカルを作ると上手い!
一幕は少し台詞が多い感じでしたが、
「マイルス」という好漢(柳瀬さん)が登場してからは、俄然面白くなり、
二幕では、どの場面も実に充実していて、見応えがありました。
ただ、本当に子どもに理解されていたかどうか?(笑)

特に素晴らしいのが、「伏線」ですね。
劇団四季のミュージカル・プレイで、これほど上手く伏線が張られ、
それが気持ちよく拾われる作品って、他にありましたかねぇ?(爆)
で、そんな素晴らしい脚本は、あの石坂浩二氏の手によるもの。
「モトシキ」と聞いた事がありましたが、脚本まで書いていたとは。。。
作曲は大御所「いずみたく」氏と「佐橋俊彦」氏によるものです。
「佐橋俊彦」といえばアギトでしょうか(爆)
1967年、つまり40年前の作品ですが、
しっかりと作られているものは、本当に強靭ですね。

そうそう、衣装もとても素晴らしかった。
これは40年前と同じという事はないでしょうが、
ともかく美しく、重厚で、そして綺麗に汚らしかったのが面白かった。

面白いと言えば、、、やはり、柳瀬さんですね。

柳瀬さんに関して、福井狂(ばか)さんのコメントを頂きました。。。

これは、パロディなのでしょうか?
登場人物の中で一番のヒットはマイルス卿!
この役、その役柄といい、声といい、開口といい、福井クンにピッタリ!

今夜演じたのは、神さまこと、柳瀬大輔さん。
 (この方、メイク上手というか、素顔とのギャップが大きい方です。)
柳瀬さんの声って、福井クンに似てたのね。
それとも、音響さんが福井好き?
(や、音響は関係無いと思うよ)

ただし、この役は、ある場面があるために、
神さまを演じた方じゃないとおもしろくないのです。
ということは、将来、福井クンは神さまを演じることになる?
(はいはい)

いやもう、受難の場面あり、「信じる、信じない」とか、「守ってあげたい」など、
神様の風格を随所に感じさせてくれていました。。。。必見です!

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コメント

みかん星人さま、みなさま
あけましておめでとうございます。

王子とこじきのレポを待ち望んでおりました。
そうでしたか!やはり柳瀬さまなのですね。
ミラクルメイクも健在。すばらしい。
宗像ではこんどこそ柳瀬さまに逢いたいです。

福井くんと柳瀬さまが似ている?
気がつきませんでした。
だから私は二人を愛しているのでしょうか。

とにかく、今年もお二人を求めて全国を
飛び回ります。

投稿: ぴんくぶた | 2007年1月 6日 (土) 午前 10時10分

こんにちは。
「王子とこじき」は、まだキャッツが大阪で上演されてた頃に一度見ました。
その時は、ファミリーミュージカル自体が初めてで、どうせ子供向けだろうと
あまり期待してなかったのですが、ものすごく感動して涙が止まらず、
忘れられない舞台になりました。
本当によく出来た、いい作品ですよね。
そして、マイルスの感想が、福井狂さんと全く同じなのに、笑ってしまいました。
当時は、芝さんもマイルスをされていて、今回上演が決まった時、福井さんがキャスティングされるものと信じてましたもの(笑)

投稿: ク~ミン | 2007年1月 6日 (土) 午後 07時29分

ぴんくぶたさん、コメントありがとう。
今年もよろしくお願いします。

柳瀬さんの「律儀さ」というか、「まじめさ」というか、
要するに「人を裏切れなさそうな匂い」が、
キャラクターとして福井くんと似ていると感じます。
また、
声質や、立派な太腿なども、似ていると思いました。
今回の『王子とこじき』では何度かモノローグがあるのですが、
そこでのマイルスは、とても魅力的です。
そして、その場面こそ、柳瀬さんと福井くんの共通項に感じる部分です。

ぜひ、ご堪能ください。

投稿: みかん星人 | 2007年1月 7日 (日) 午後 11時47分

ク~ミンさん、コメントありがとう。

劇団四季のファミリーミュージカルは、本当に侮れません。
というよりも、むしろ、ここにこそ劇団のオリジナリティーがありますよね。
で、そこで培われた力で、世界レベルのミュージカルを実現しているのでしょう。
そういう意味では、ファミリーミユージカルをいつも上演していてほしいですし、
四季ファンには、いつも厳しい目でこのレパートリーを見守ってほしいですね。

後は、「あの人」のコメントを待ちましょうか。。。(笑)

投稿: みかん星人 | 2007年1月 7日 (日) 午後 11時52分

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