『沢木順 青山明 伊東恵里 ミュージカルコンサート』 @ 朝日ホール
最初は『美女と野獣』から、、、
『美女と野獣』からのオープニングとくれば、当然『ビー・アワ・ゲスト』。
続いてガストンの求婚場面の『ひとりよがり』を青山さんが、
身代りとなったベルが歌う『わが家』を伊東さん、
そして、ビーストが歌い上げる名曲『愛せぬならば』を沢木さん。
さすが沢木さんは実際に演じられたので、のっけから濃密(笑)
伊東さんのベルは、本当に映画のと同じ声で面白かった。
どうせなら、青山さんがソロで『ビー・アワ・ゲスト』を歌ったら良かったのに(*^^)
続いて『オペラ座の怪人』。
まずは、伊藤さんが『スィンク・オブ・ミー』を綺麗に歌われて、
さて、二人もファントムがいるので、どーするのかな?と思っていると、
続けて伊東さんが歌う『オペラ座の歌人』に合わせて、
むちゃくちゃ激しいファントムで沢木さんが登場。。。
そして『ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト』へと、、、
「ああ、このファントムは観たかったなぁ」と思いましたよ。
だって、本当に怖いし、本当に愛に溢れていて、本当におやぢくさい(爆)
実は、アンドレさんも二人いるんですね(笑)
でも、青山さんはフィルマンさんの経験もあるようなので、
続く『マネージャー・シーン』では青山フィルマン&沢木アンドレが実現。
そこへ伊東カルロッタが乱入するという、実に愉快なこの場面は、
そしてそのまま『プリマ・ドンナ』へと。。。後半は狂乱の三重唱でした。
「をや、では、ラウルは?」と思われたあなたは凄い!
名曲『オール・アイ・アスク・オブ・ユー』は、伊東さんと、、、青山さん(爆)
そしてそこへ沢木ファントムが乱入しての『ファントムの隠れ家』。。。
この三重唱は、まさに狂気の三重唱で、その声量に圧倒されました。
第一部はここまでで、15分の休憩。
しかし、たった3人の舞台+エレクトーン1台なのに、その強烈な刺激は驚くばかり。
2列目の真正面という場所もあってか、
歌声と表情、仕草を見ているだけで劇団四季の劇場にいるみたい。
ちょっと不思議なのは、歌詞。
歌われているのは耳馴染みのある劇団四季のそれなのですが、
あれって、著作権とかはどーなっているんだろうなぁ?
さて、第二幕。。。まずはクリスマス・ソングを数曲。
そして、『エビータ』から『星降る今宵』を青山&沢木デュオ。
前出の『オペラ座の怪人』の初演でアンドレを演じたのは沢木さん。
そしてまた『エビータ』の初演でマガルディーを演じたのも沢木さん。
なんでも、エビータの最初の踏み台に相応しいとして選ばれたとか(*^^)
(ここで沢木さんが語った演出のエピソードは面白かったなぁ・・・)
沢木マガルディーは、下手にしつらえてあった「階段」を使って客席へ。
そして、舞台の青山マガルディーと掛け合いで歌うという贅沢。
続いては、名作ミュージカル映画『五つの銅貨』から『五つの銅貨』を青木さん。
そして、二人の父とひとりの娘に見立てて、
『マンマ・ミーア!』から『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』と、
思わず体が動いてしまう『ダンシング・クイーン』、、、だって振付も同じだもの。
最後には『コーラスライン』から『ワン』を聞かせてくださってひとまず終了。
アンコールは、、、『JCS』から『スーパースター』!
あーもー、福岡のイベントみたいに立って踊りたかったよぅ(爆)
開演前にもロビーにいた沢木さんは(笑)一旦幕が閉じた後、
「再アンコールの用意はありません」との青山さんの挨拶を横目に、
客席を走り抜けてロビーへ出て、自分のCDにサインをする準備(^^;;
そんなお茶目な瞬間にも「華」を感じさていたのが、さすがでした。
あ、、、CD、買ってしまいました(爆)
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コメント
あっ!いいな~。沢木ファントム!!もう一度観たいファントム№1なのです。
切れっぷりのバランスが見事で、「やっぱりファントムはこれくらい変質者じゃなくちゃねっ」と一緒に観た友人と盛り上がったのを思い出します。上品すぎたらいけないんです、ファントムは。(言い切り)
投稿: きし | 2006年12月28日 (木) 午前 12時57分