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2006年11月 9日 (木)

『コーラスライン』 @ 秋劇場

さて、何度目の鑑賞なのだろうか?>ACL

最初に観たのは、劇団四季初演の舞台で、1979年。
手元に残っているのでハッキリ分かるものでは1985年4月12日に観ていて、
この時は(も)浜畑ザックに市村ポールでした。
前田美波里さんがシーラだったり、保坂さんも、野村さんもいる。
青山明さんがアルだったり、山祐さんも、下村さんの名前もある。笑える。
その後も何度か観て、前回の自由劇場での上演では5回ほど通ったのか?
他にも、ブロードウェイから輸入してきたのも観ている。これは1986年ですね。
 (この時オリジナルのキャシー、「ドナ マッケックニー」を観ている)
みかん星人にとっては、最も大切な演目であって、総ての原点が、ACLなのです。

時々、感じる、、、『キャッツ』を続けて観ると、特に感じる、、、
「役者さんのモチベーションは、どこにあるのか?」と。
『キャッツ』は、特に、感情を表現するわけでありませんし、
「ネコ」になりきって、同じステップを繰り返す。。。。飽きないのかなぁ(笑)と。
だけど、この『コーラスライン』を観ると、氷解する。
「ああ、舞台に立つことが好きなんだったなあ、、、この人たちは」
と、その原点を見せ付けられます。

原点という意味では、この頃の劇団四季の「翻訳」は上手いですね。
『愛した日々に悔いはない』は最高の名訳ではないでしょうか?
私は、キャシーがコーラスらしい振り付けができないエピソード辺りから、
ディアナがこれを歌うクライマックスまで、いつでも泣いてしまうのです。

ただ、今回のこの公演では、
「劇団四季は、もっとこの『コーラスライン』を大切にしてほしい」
という事を感じてしまいました。
だって、キャストが贅沢すぎるのです。
望月くんのポールなんて、芝居が上手すぎる(笑)
あれ程に上手に自分を語れたら、主役ができます。
大平さんのヴァルにしても、増本さんのシーラにしても、上手すぎる。
一番「これは、どーだろう?」と思ったのが、花代さんのディアナ。
コーラスのダンスになじめないキャシーの如く、
今回の「コーラスライン」に並んだ人たちには「もうコーラスは無理」なのです。

そういう意味で、キャシーを演じた坂田さんが「ドンピシャ」でした。
台詞は立つ、歌も的確、表情もお見事、そしてダンス。。。凄かったなぁ。
「拍手で二度も舞台を止めた」事も、ヴィクトリアの彼女なら不可能ではないし。
そして飯野ザック、、、声といいダンスといい、うん、素晴らしい。

劇団四季が、今後もどんどんスターを輩出したいのなら、
『コーラスライン』という舞台で役者を鍛える必要があると思いました。
この演目、せっかく年齢の設定があるのですから、
できればそれに沿うキャスティングも、お願いしたいなぁ。
 (まあ、コニーとかは難しいのかな(笑))

さて、ACLを観ていて思ったのが、、、今月やってくる『RENT』のこと。

同じ青春群像劇であり、
作者による多くの人々へのインタビューによって結実した作品。
つまり、まったく架空の物語ではなく、
舞台に登場する台詞は、誰かの経験であり、苦悩であり、夢なのですね。
更に言えば、
『RENT』で大きなテーマとなるHIVが、ACLの作者ベネットの命を奪ったし、
 (享年が44歳なんだよねぇ。。。)
『RENT』を書いたJ.ラーソンは35歳で舞台の成功を見ずに急逝している。

『コーラスライン』が舞台としての完成度を目指したために、
物語が本来持っていた、そして最も大切な「リアリティー」を失ったのに対して、
さて、『RENT』はどんな舞台を見せてくれるのか、、、ますます楽しみとなりました。

さて。。。追加です。
ちょっと面白いものを発見しました。
ACLが好きな人には、ちょっとたまらない場面かも。
ミーシャとライザのこういうテレビ番組があるんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=P9q6ARP4G3M
DVDになってないのかなぁ。。。と思っていたらがありました。。。

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 みかん星人を「ミュージカル好き」にした犯人(笑)が、 「A.C.L.」(A C [続きを読む]

受信: 2006年11月11日 (土) 午後 07時59分

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