« 『知ってトクする確率の知識』 by 野口哲典 | トップページ | 『RENT』 @ 東京厚生年金会館 »

2006年11月23日 (木)

『旅』2007年 01月号 by 新潮社

ここ雑誌も扱うのですね。。。

『旅』という雑誌、去年の11月号から「旅という名の女性誌」に変わったそうです。
みかん星人は、特に旅行雑誌が好きだったわけではありませんが、
学校の図書室などで『旅』という雑誌を眺めた記憶はあります。
この『旅』は、なんと1924年に創刊された雑誌で、この2007年1月号で956号目。
2010年9月号で1000号なのですねぇ・・・凄いなぁ。

ところで、旅行雑誌は、どういう思いで手にするのでしょうか?
予ねてより興味のあった場所が取り上げられていたり、
好きな土地が取り上げられていると、手に取るかなぁ。。。
「京都」なんて特集だと、やはり見てしまいますね。
で、それが海外だったらどうでしょう?
行く予定が無くたって、土地によっては大いに興味をそそられますね。
ちなみに、この『旅』が女性誌となってから取り上げて来た土地は、、、
「パリ」「ロンドン」「ニューヨーク」「バンコク」「フィレンツェ」「セビリア」
「ナポリ」「ウィーン」「アムステルダム」「エーゲ海」「ウンブリア」
このラインナップを見ると、女性が興味を持っている土地という気がします。
特に「ウィーン」とか「フィレンツェ」という特集は女性を狙いすました感じ(笑)

で、今号が特集しているのは「プラハ」です。
東欧を代表する感のある観光都市で、世界遺産でもある街。
「黄金の街」とか「建築物博物館」と言われる場所ですので、見所も多いのでしょう。
ところが、この『旅』が最初に提示するのは「雑貨屋」なのです!
古道具、レース、アールデコ・アンティークそしておもちゃ。。。
まるで東京の下町や、横浜の元町の案内のよう。
幾つかのお店では、ご主人との会話が取り上げられていたりして、
これはもう「旅行雑誌」というよりも「紀行随筆」の風情すら感じます。

私は「写真」が好きなので、『旅』でも写真に注目しましたが、
カタログ雑誌的な写真や、「いかにも」の構図で撮られた店舗の紹介写真の中に、
「小路」を写した写真が数枚あって、これは素晴らしいと感じました。
特に33ページの写真(笑)これは石畳を歩く感触まで感じられて、傑作。
しかし、やはり少々「ショッピング」に傾きすぎている気がします。
もちろん「旅はこうでなければ」という決まりがあるわけではありませんが、
例えば「ショッピング」にしたところで、最も面白いのはお店の人との交流なわけです。
私もフランスのナンシーで買い物をした時に、
「これは、お土産なのか?」と訊かれたのが理解できずに、
数人の店員さんが集まってあれこれ解説された経験がありますが、
今でもそれがとても愉快な思い出です。
この雑誌でも、こういった交流を「文章」だけでなく「写真」でも見せてほしい。
そういう雰囲気が感じられるのは61ページにあるビアホールの写真ぐらい。

そう、ともかく「人」を感じられない旅行雑誌という印象が残りました。
日本人が二人以上の団体で行って、日本語しか使わず、
団体旅行バスの中から勝手に異国を眺めて通り過ぎる様な、そんな印象。

タイトルは「旅」ですが、伝わってくるのは「旅行」といったところでしょうか。

さて、男の私の意見だけでは偏るかと思って、
我が家の「女性」にも意見を求めてみたところ・・・・

「ananとかの旅行特集号との違いがわからない」

との事でした。。。うん、同感(笑)、、、ただ、広告がとても少ないのが良いです。

さて、冒頭の問題、、、
旅行雑誌は、どういう思いで手にするのか?
「プラハ」という街に詳しくなって、
近いうちに行ってみたい場所の候補選定の手助けには面白いでしょう。
既に「チェコ旅行」計画を立てている人には楽しいサブガイドになるでしょう。
・・・ただし、これ一冊では役に立たないでしょうが、、、
きっと、この『旅』を手にするのは、
「旅行をする」という計画すらなく「旅への憧れ」を感じている人、という気がします。
そういう意味でも、もう少しばかり「街のアク」の様なものを感じたかったかな。


旅 2007年 01月号

  • 新潮社
  • 700円

Amazonで購入
書評

【書評リンク】
青空の下で昼寝 by 碧さん
どちらでもいい by dada2さん
La Vie En Rose by Ma(ぷーとちゃー)さん
児玉ひろ美の”選ぶ・読む・感じる・そして続ける” by 児玉ひろ美さん
おいしいもの食べよう by しーちゃん724さん
旦那@八丁堀 by 旦那@八丁堀さん
心に美味しい食べ物探し by chiyogoroさん
週刊明るい空 by 明るいそらさん
mixi
フレパ

|

« 『知ってトクする確率の知識』 by 野口哲典 | トップページ | 『RENT』 @ 東京厚生年金会館 »

コメント

うふふ、みかん星人さんだと、そうお感じになるのですね。
私は、物との出会いは旅の凄く重要なファクターなので、
結構楽しめましたが、
もうちょっと魅力的な雑貨を載せて貰いたかった。

投稿: dada2 | 2006年11月24日 (金) 午前 12時22分

dada2さん、コメントありがとう。

モノとの出逢い、、、
うん、何か女性の特典という気もします。

この雑誌に「もうちょっと魅力的な雑貨」が足りないのは、
「そうだ、プラハに行こう」
と思わせるためなのかもしれません(笑)

あ、私は「チェコ産ボルチーニ茸タリアテッレ」と、
「豚首肉の煮込み」にビールが良いですね。

投稿: みかん星人 | 2006年11月24日 (金) 午前 10時46分

あ、そうなのです。
紹介された雑貨の先に、もっと素敵な物が有る予感がします。

私は、キュビスムカフェに行って見たいな♪

あと東欧で良く出される、パプリカ料理が食べたいな。
もちろん、ビールもぐびぐびと…。

投稿: dada2 | 2006年11月24日 (金) 午後 08時51分

こんにちわ。はじめまして。
私も本が好きプロジェクトで「旅」を読んだので
コメントさせていただきます♪
当たり前なのだけれど、おんなじ雑誌を読んでも、みなさ
ん求めるものや、性差や、経験や、いろんなものの違いに
よって感想も様々になるからおもしろいですね。
私はプラハには一度も行ったことがなくて、今まで考えた
こともなかったので、あまりガイドとして役には立たず
「憧れ」的に作られた雑誌でかえってよかったかな?
という感じです。プラハ以外の広告にもいろいろ憧れ
ちゃったわけですが(笑)。

投稿: Ma | 2006年11月30日 (木) 午前 10時38分

Maさん、コメントありがとうございます。

「憧れ誘発雑誌」というところかもしれませんね。
特に今のMaさんでしたら「憧れ蓄積ちう」という感じでしょうか(*^^)

そう、広告が少ない雑誌でしたが、
どれもセンスの良いものいで、読んでいて恥しくないのが助かりました。
 (-10キロ成功!なんてダイエット広告は、ほんと見苦しい
  あと、エステ系の広告も、、、、ま、女性誌だから良いのか(笑))

これからもよろしくです。。。お互いのブログも、あのプロジェクトも

投稿: みかん星人 | 2006年12月 1日 (金) 午前 11時13分

はじめまして

プラハにビールを飲みに行きたいと思っていたら本屋でこれを見つけてちょっと気になっていたのです。

旅に行けるように持っていたいような気も...
まだ買っていませんどうしようかな

投稿: tabinosora | 2006年12月 3日 (日) 午前 12時34分

tabinosoraさん、コメントありがとうございます。

ブログを拝見しましたが、
いやもう、実にいろんな処に行かれているのですねぇ。。。
この雑誌は、
》プラハにビールを飲みに行きたい
という動機にこそ相応しい雑誌の様に思います。
逆に言うと、
「プラハに行きたいけれど、なにがあるのかな?」
という方には、ちょっと近視眼的な雑誌かもしれません。

「ピヴニツェ」と云うビアホールが5軒。
カフェが4軒。
レストランが5軒。
そして可愛らしいホテルが9件。
どれも、ちゃんと取材された言葉で書かれていて、
そういう意味で、目的のある旅には最適かもしれません。

プラハに行かれた後、もし違っていたら、教えてくださいね(笑)

投稿: みかん星人 | 2006年12月 3日 (日) 午後 10時25分

こんばんは~。
みかん星人さんのブログを読むと、「あああ、そういうことだったかあ」って種明かしされたような気分になってスッキリします。

>この『旅』は、なんと1924年に創刊された雑誌で、この2007年1月号で956号目。
なんで女性誌なのに「旅」なんていう名前なんだよっ!って思ってたんですよ。そういうことでしたか。。。なんかブログに言いたい放題書いちゃいました(笑)。
歴史を背負って女性誌に変更とは、なかなか難しいんだろうなあと思ってしまいました。

投稿: しーちゃん724 | 2006年12月 8日 (金) 午前 12時25分

しーちゃん724さん、コメントありがとう。

確かに「おやぢくさいタイトル」ですよね(笑)>『旅』
実は、ここで書いても良いのかなぁ(笑)
この『旅』は、もともとJTBの雑誌だったのです。
(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%85_%28%E9%9B%91%E8%AA%8C%29)
でまぁ、譲り受けたときに、
「タイトルと、そのロゴ・フォントは変えちゃダメ」
とか言われたのかもしれません・・・憶測ですが。

そんな事よりもですねぇ。。。
しーちゃん724さんの記事にある、
「この雑誌のコンセプト」という部分にはとても共鳴しました!
いや、本当にそうですよね。。。続きはしーちゃん724さんのページにて(笑)

投稿: みかん星人 | 2006年12月 8日 (金) 午後 07時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60933/12798299

この記事へのトラックバック一覧です: 『旅』2007年 01月号 by 新潮社:

» プラハの雑貨店@雑誌『旅』07年1月号 新潮社 [どちらでもいい]
出版社:新潮社定価:700円(税込み)旅 2007年 01月号 [雑誌]livedoor BOOKSで購入書評データ 特集:懐かしい東欧のデザインに魅かれて プラハの雑貨店。 『旅』と言う名の女性誌だそうですが、初めて手に取りました。新潮社からこんな雑誌出ていたんですね。グラ....... [続きを読む]

受信: 2006年11月24日 (金) 午前 12時10分

» 旅 旅という名の女性誌 2007年1月号 [La Vie En Rose]
旅という名の女性誌。 その文字がぱっと目に飛び込んできた瞬間、「おっ」という気持ちになる。 新鮮な感じがするからだ。 しかし、せっかく「おっ」となったにも関わらず、手にとって中身を確認 してみようという次の段階になかなか入ることができなかった。 なぜなら....... [続きを読む]

受信: 2006年11月30日 (木) 午前 10時31分

» 「旅」1月号 特集・プラハの雑貨屋 本が好き!プロジェクトにて [おいしいもの食べよう good taste magazine.]
旅 2007年 01月号 [雑誌] 【新潮社「旅」編集部より】 「旅」は、旅をライフスタイルとして提案する月刊の女性誌です。「ライフスタイルとして」といってもわかりにくいかもしれませんが、海外のカルチャーを中心に、ファッション、ビューティーなど、女性にとって大切なさ...... [続きを読む]

受信: 2006年12月 8日 (金) 午前 12時26分

» 旅に写真はつき物ですが・・・@女性誌「旅」2007年1月号 [心に美味しい食べ物探し]
本が好き!に参加させていただくことになりました。書評なんて大それたことを書ける身分でもありませんが、率直な意見を書いてみました。 旅 2007年 01月号 [雑誌] 出版社:新潮社定価:700円(税込み)http://books.livedoor.com/itemB000K4X71A.html書評データhttp://b...... [続きを読む]

受信: 2006年12月15日 (金) 午前 10時26分

» 「旅」2007年1月号 [週刊明るい空 オタクなパート書店員の奇妙な空間]
今、雑貨が好きな方、イラスト風刺繍が好きな方、ちょっとレトロな絵本の好きな方がこぞって注目しているのが東欧。この号ではその中でも特にプラハに注目しています。 そうそう今日、関東では放映予定の「世界ウルルン滞在記」でもプラハの人形アニメを特集してい....... [続きを読む]

受信: 2006年12月19日 (火) 午後 05時55分

« 『知ってトクする確率の知識』 by 野口哲典 | トップページ | 『RENT』 @ 東京厚生年金会館 »