『スーパーマン リターンズ』
RETURNSと、なぜか複数。。。
なるほど、、、
「クリストファー リーヴ」を失ったけれど、戻ってきた・・・
というニュアンスはもちろん、
この映画の中では「長旅から戻った」という意味だったりもする。
が、そう、この映画で描きたかったのは、
「アメリカのヒーロー」というか、「アメリカというヒーロー」の復活であり、
「超越した存在」を希求する心なのでしょう。
なにしろ、この映画に描かれたスーパーマンは、
キリストそのものだったのですから・・・・
そんな事はともかく、
一番「わぁぁぁぁスーパーマンだぁぁぁ」と感激したのは、
スーパーマンのテーマ曲でした!
これ、ちゃんと使うんですねぇ・・・と、当たり前な事を書きますが、
冒頭でこの音楽が流れてくる、というか響き渡るまで、
このテーマ曲の事をすっかり、さっぱり、綺麗に忘れていたのです。
(さっきネットの予告編を再確認したら、少しだけこの旋律が使われていた)
我が家には「映画はなるべく前で観る」という決まりがあって(笑)
このスーパーマンも、大泉シネコンの「通路よりも前の席」で鑑賞。
ですので、冒頭の「地球への帰還」シーンが、
まるで某TDRにある「スターツアーズ」のように酔いそうな迫力。
そこへ持ってきて「あのテーマ曲」だったので、
正直、冒頭で「もとを取った」気分になりました(*^^*)
続いて『ユナイテッド93』を観たのだけれど、
この『リターンズ』には、【9・11】の影響がとても大きい気がする。
飛行機のシークエンスはもとより、
デイリープラネット社の看板が落ちてくる時のスーパーマンの動線・・・
なんと、デイリープラネット社の中を突き抜ける、、、
地殻変動によるビルの崩落でスーパーマンは人を助けようと努力する。
まるで、彼がいたらWTCも崩壊しなかった、と言いたいみたい。
この映画のスーパーマンは、だから、"Saviour"「救世主」と呼ばれる。
姿を知らぬ「父」と、父が不明の「子」が登場する。
多くの人々のために犠牲となった彼は、
両手を広げて、聖骸布のようなマントに包まれて、宙から落下する。
瀕死からの生還(再生)を多くの人に望まれ、
誰も知らぬ間に蘇り、ロイスの前に再び現れる。。。
彼なら、奇跡を起こせたのかもしれない。
いや、アメリカは、彼から「救われる民」として選ばれたいのかもしれない。
この映画は、見かけより、深い。。。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
海紘さん、コメントありがとう。
そうですね、
名詞だったら「Superman's Returns」でしょうからね。
さて、、、どーなんでしょうか(^_^)
投稿: みかん星人 | 2006年9月 3日 (日) 午後 11時09分
「RETURNS」の「S」は三人称単数現在の
「S」では無いの?かな?
あまり英語に自信は無いのですが(汗)
映画・・・全然観てないです。
週末しか行けないというのは難しいですね・・・
投稿: 海紘 | 2006年9月 3日 (日) 午後 10時17分