『アイーダ』 by 樋口麻美、そして、ワイス・メレブ
樋口麻美さんが『アイーダ』のタイトルロールを演じている。
「ぜひ観たい」と思っていたキャスティング。。。わくわくして飛んだ。
素晴らしい、、、実に素晴らしい。
時々にポリーなってしまうけれど(笑)それはまあ、それとして。
樋口アイーダは「帝王学」を学んでいる王女だと感じました。
晩餐会のあと、ラダメスと向き合うときの彼女は、
台詞をけっして急がず、威圧することも無く相手を気圧して、
そして鋭い一言を投げつけてその場を自分のものにしてしまう。
歌い方が違うと聴いていたけれど、
いやいや、私には樋口さんの歌い方のほうが納得できる部分も多かった。
例えば最初の『あの日は遠くに』での「悪夢」という歌詞、
濱田さんは早口で駆け抜けてしまうこの単語を、
樋口さんはさも怖ろしげに「あ・く・む」と伝えてくる。
ここに限らず、樋口アイーダの歌唱は流されることが少ない。
(逆に言うと、濱田アイーダは情熱に従って歌い上げる)
少し「をゃ」と感じたのは、ローブの場面かな・・・
決意する前に担ぎ上げられたとき、ちょっと楽しそうだった。。。
まあ、その気持ちは解からなくもないし、
「帝王学」的に言うとそういうものなのかもしれないけれど、
濱田アイーダの泣きそうな雰囲気のほうがしっくりくるのは確か。
なんにしても、
「アイーダ役は濱田さん以外に考えられない」
と言うほどには硬直していないと感じたし、
きっとラダメスによっても、メレブによっても変化するでしょうから、
いろんなアイーダを楽しみたいものだなぁ。
で、そのメレブ君。。。
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コメント
ぴんくぶたさん、コメントありがとうございます。
今回参加した『福岡Sprit!』の質問コーナーで、
役柄の年齢設定の事が話題になりましたが、
主役3人は「20代前半」ということだそうです。
で、私が感じるに、、、
濱田さんのアイーダは24・5歳、
井上さんのアイーダは21・2歳、
そして樋口さんのアイーダは27・8歳という感じですかね。
ラダメスも、阿久津くんは「22歳です」と明言してしましたが、
私もそんな感じだろうと思ってましたから納得。
(会場では「そんなに若い設定?」とざわつきましたけど)
で、福井ラダメスは、25歳という感じに、私には見えますね。
(もちろん、設定では20代前半という事なんですよ(*^^))
阿久津くんの素晴らしい点は、
ぴんくぶたさんが書かれている通りに「歌合戦」にならず、
相手とのハーモニーにとても敏感なところだと思います。
日曜に、久しぶりに「ラダメスに慣れた阿久津くん」を観ましたが、
やはり 彼は素晴らしい「ミュージカル・スター」ですねぇ。。。
投稿: みかん星人 | 2006年9月26日 (火) 午前 07時21分
多分お初です。お邪魔します
私も樋口アイーダが一番好きです。
ぐぐっときます。
阿久津君も浜田嬢の時みたいに歌合戦になってないので
二人の気持ちが直にあたしの心に訴えてきます。
素晴らしい。
福井君と樋口嬢、早くみたいです。
投稿: ぴんくぶた | 2006年9月25日 (月) 午後 02時48分