今日の、福井晶一くん、、、とりあえず、お帰りなさい。
路上駐車が少なくなって、東京は走りやすくなりました。
お陰で、今日は猫屋敷まで45分、、、えっと20キロの行程。
以前なら間違いなく1時間5分コースでしたからね。。。
ま、そんなこんなで、駐車違反取締り賛成の、みかん星人。。。
明治時代から猫屋敷に戻って来た時、「?」だった福井くんでしたが、
古代エジプトから戻ってきた福井くんも、どこか「?」の印象。
張り切って臨んだタガー・ナンバーはキーが高めで、
動きもどこか「省エネ」スタイル、、、うーん、守りに入った?(爆)
二幕は持ち直してくれたから良いとしても。。。
ともかく、この日の『キッャツ』は「?」炸裂の回でしたっ。
以下、みかん星人にしてはめずらしく、褒めていませんので(笑)
基本的にスルーしてくだされ。。。。
「ジェリクル・ギャラリー左」という、
みかん星人が最も見慣れている場所からの鑑賞でしたので、
「2006年8月1日ソワレのキッャツ」がどれほど「だめ」か、が判ってしまう。
まず、大好きなジェニエニドッツ・ナンバーの迫力が無い!
さらに、ラインが一直線にならない!!
そもそも、三匹娘のハーモニーが綺麗じゃない!!!
「なにこれ、、、リハーサルを見ているの?」とすら思ってしまった。
続くタガー・ナンバーでも、どこかまとまりが無い。
隣に座っている「あの人」も、「違う、、、福井クンじゃない」と独り言(爆)
なにしろ、女の子を連れ去って来た福井タガーくん。。。
なんとその娘の前に跪いた、、、けど、それってラダメスですから!(笑)
エンディングに福井タガーらしい工夫はあったものの、不完全燃焼。
早水グリザベラのお陰で『キャッツ』らしさを取り戻したものの、
続くバストファー・ナンバーで松島ミストが面白かったものの、
百々マンゴ&磯谷ランベもコンビネーションがいまひとつ・・・
そして、注目のデュト様登場、、、ある程度予感していたことだけれど、、、
田村マンカスと福井タガーは、余りにも声が似すぎ!(笑)
だから、デュト様の「神々しさ」が全く生まれてこない!!
ここで最初から気になっていたことを実感・・・
「田村さん、無理して低く歌いすぎではありませんか?」
前回観たときには、もっと伸びと広がりを感じた田村マンカスだったのに、
この夜はキーを下げて歌っているのか、どうも歌が平べったい(笑)
だから、なのか、マンカストラップが微妙に重苦しい存在で、
「リーダー」というよりは「マスター」とか「オーナー」という妙な存在感。
どこか「ムファサ」的な威圧感が、最初から、在ったと感じました。
ですが、こういう田村さんを聴いていたら、彼のラダメスが聴きたくなった。
田村さんには、ALW的な歌唱よりも、エルトンジョン的な歌唱が似合うのかも。
ともかく微妙に重い雰囲気のこの夜の舞踏会は、
最も華やかなボールを迎えます、、、が、、、ここが最悪!
こんなにひどいボールを観る事になるとは思いもしなかった・・・・
まだ慣れていない?南シラバブが跳べなかったのは課題だとしても、
三宅ランパスと松下ボンバルの注目場面は三宅さんの手が伸びないし、
タンブル&カッサの見せ場も、JGから観ると目の前ですが、よれよれ。
そう、JGから観るから良く分かってしまうのですが、
全員が出てきて踊りだすと、立ち位置も、振りも、ターンも、バラバラ!
福井タガーくんなんて、上手奥で踊る場所を無くしている始末・・・
リハーサル、、、したの?
と、呆れて仕舞うほどの不出来。
2階席が120席以上空いていたという寂しさがあったにしても(笑)
こんな舞台を見せられたら、リピーターは居なくなるって。。。。
呆れたまま幕切れ、、、「ありえ~ない」なんて歌いながら、二幕へ。。。
うーん、、、、田島さん、ますますグロタイに迷いが出てますね。。。
渋谷さんになったり、村さんになったり、キムさんを思い出したり、、、
あのねぇ、、、「ガストン」で良いんですよ、田島さんのグロタイは(笑)
ガスの時に、キムさんのような「老け具合」が出せなくても、
グリドルボーンを口説くときに、村さんのように歌えなくても、
ギルバートとの対決するときに、恰好良く立ち回らなくても、いいの。。。
田島グロタイは、ベルを口説くように暑苦しくて、
唾を飛ばしてシャムネコ軍団を怯えさせる、、、そんなので良いと思うから(笑)
もっとのびのびと演じて欲しいなぁ。。。最初はそうだったのに。
ところで、ここのクルー達、本気で言葉喋ってました(*^^)
福井タガーくんったら「来た来た!」とか大声で。。。可愛い(爆)
鉄道猫は、さすがの李スキンブルが見事にまとめた。
そして登場した福井タガーくんの呼びかけも、声が低く伸びで素敵。
さらに、この夜最も輝いていた松島ミストが伸びやかに演じて、
ようやく『キッャツ』が戻ってきた感じ。。。
タガー締めは、
オーブンの後ろで手を振るオチつきの福井クンらしいもの。。。
観終わって思い出したのが、『アイーダ』のリハ見で脇坂さんが言っていた言葉。
「リハーサルは、小さな「をや?」を消してゆく作業です。
溜めておくと、修正できなくなるほどの「をや?」になってしまうものなのです」
うん、、、今の『キッャツ』が、これだね。
特にジェニエニ・ナンバーでの「あれ?」は早く直さないと。。。
福井くんが五反田にいるかぎり、厳しい目が見ていますので、、、がんばれ(笑)
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コメント
裕さん、コメントありがとうございます。
『キャッツ』は、
たとえ福井くんが出ておられなくても(笑)
本当に凄い演目だと思います。
その凄さは、
演じる役者さんの努力と向上心と覚悟次第で、
ステージ全体が無限の可能性を具現してくれることに尽きましょう。
ですから、同じメッセージは二つと無く、
その日のステージが到達する世界は毎回違っていると感じます。
私は、最初、物語を感じないこの『キャッツ』に戸惑いました。
でも、物語が決められていないからこその魅力が、ここにはあるのですね。
だからこそ、油断禁物なのだと、強く思うのです。
・・・・ごめんなさいね、面倒なおぢさんで(笑)
投稿: みかん星人 | 2006年8月 3日 (木) 午後 10時00分
とみさん、コメントありがとう。
はじめて田村さんのマンカストラップを観た時に、
「あらまぁ、なんと福井クンに似ていることでしょう」
と思いましたし、それは福井狂さんも同意見でした。
振りやタメも似ていたのですが、
何より似ていたのが声とその発声。
実は、冗談で、
「田村マンカスと福井タガーだったら、
福井くんが独りで歌っているように聴こえそうだよね」
なんていっていた事が、、、、現実に(爆)
過去、この場面で凄かったのは、
福井マンカスと芝タガーの組み合わせ。。。6000回ですね(爆)
あれは本当に神々しいデュトナンバーだったと思っています。
そう、舞台観劇なんて、普通は年に数回。
生涯たった一度『キャッツ』を観たって人の方が多いのです。
努力していただきたいものですね。。。
投稿: みかん星人 | 2006年8月 3日 (木) 午後 02時38分
柴さん、コメントありがとう。
松島さんは、本当に素晴らしかった。
改めて感じたのが、
「ミストフェリーズは凄い」って事ですね。
なにしろ、群舞に紛れる事が少なくて、
数多くの「決めポイント」を持っているのですもの。。
そのどれもが確実に働いていたので、
それでなんとか体裁が保てた、と言っても、言い過ぎでは無いでしょう。
松島くんと福井くんで、立て直してもらいましょう(笑)
投稿: みかん星人 | 2006年8月 3日 (木) 午後 02時27分
えみーごさん、コメントありがとう。
切ないですし、とても驚きました(笑)
確かに『キャッツ』のレベルってとても高いとは思います。
それは、そう、LKのハイエナダンスがずっと続くぐらいに(笑)
でも、それを成し得ているから「奇跡」と自称していると思っていましたし、
事実、見る度に良い方向にだけ裏切られてきたので(*^^)
1日の舞台は本当に切なかったですねぇ。。。。
福井くんが戻ったのも、軌道修正のためと思いましょう。
ええ、、、贔屓目ですけれど(爆)、、、きっとそうです。
と、いうわけで、明日のソワレが楽しみ(爆)
投稿: みかん星人 | 2006年8月 3日 (木) 午後 02時22分
mixiから来ました。
みかん星人さんすごいしっかりみてますねー。
楽しく読ませていただきました。
多少厳しいですけど
でも厳しい中にも優しさ感じました!
一時すごいいいキャストだったとき(もち福井さん出演!)
キャッツってすごいんだな~って感激しました。
あのときのすごさを復活してほしいですね。
投稿: 裕 | 2006年8月 3日 (木) 午前 12時16分
>みかん星人さま
さっそくのレポありがとうございます。少し寂しい猫たちですが,舞台は一度きりの方もおられますから頑張って欲しいです。田村さんとお声の質が似すぎというのがすこーし気になります。
投稿: とみ | 2006年8月 3日 (木) 午前 12時06分
こんばんは。
わー♪
数少ない褒めのお言葉が松島さんに降り注いでいる!!
(ほかにも褒められている方いますが)
やっぱり松島さんですね(笑)
あぁ…
私も松島さんにあーいーたーい(大泣)
投稿: 柴 | 2006年8月 3日 (木) 午前 12時05分
なんか・・・切ないですねぇ(T_T)
好きな演目だけに、キビシクもなっちゃうんですよね。
夏休みには、観て嬉しくなるようなキャッツに
戻っていて欲しいですね!そのためのお戻りだったと
思うことにします(笑) !
投稿: えみーご | 2006年8月 2日 (水) 午後 11時12分