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2006年8月19日 (土)

『テネシー・ワルツ』江利チエミ物語 @ 明治座

去年9月に「シアター・アプル」に掛けられて、
少々物足りないものの、なかなか健闘していた舞台が、
今年は全国公演となって再演され、そのスタート初日に行ってきた。

場所は、みかん星人初体験の「明治座」。
いやはや、日本の演劇文化の象徴というか・・・
「こういうお芝居の見方もあるのね」というか、
ともかくもう、劇場の構造からして違ったりして、
それはもう、みかん星人にとっては「異星」に行ったみたいでした。
 (だって、劇場内で飲食できるのよ、、、さすがに休憩時間だけだけど)

さて、どうしてこの演目に注目したか?は、また別の話として、
 (興味がある方は、コメントください(爆))
「昭和のエンターテインメント」を体感するには好適の演目です。
そして、会場に集まっているお客さんたちにとってもまた、
「昭和」を追想できる素晴らしい構成だといえるでしょう。
が、物語が良くても、大切なのは「どう見せるか」なのね。。。

去年は、役者さんの力で押し切った感がありました。
特にモトシキの久野さんが演じた「美空ひばり」は絶品で、
まさに「その時代にいる」と錯覚させるほどの演技。

そのひばりの役を今年はモトヅカの剣さんが演じた。
いや、けっして彼女が「よくない」というわけではなくて、
最初から彼女で観ていたら、物足りなさは感じないかもしれない。。。
しかし、、、残念ながら私は、剣さんの「ひばり」では酔えなかった。

去年の公演でも感じた「演出の物足りなさ」は、
二幕ではなかなか良くなっていたものの、やはりまだまだで、
ともかくテンポが悪い。
暗転が長いし、物語の前後関係が曖昧になるし、、、、よくない。
物語の出来のよさと、
観客の多くが舞台で語られる「事件たち」を知っているから、
それでなんとか持ちこたえているというところだろう。

それでも二幕での1曲追加や、展開の上手さは良かったので、
「もっと良くしたい」という情熱次第かな、、、と感じた。

そう、その向上心という部分では、福井狂さん注目の「上野聖太くん」、
実に芝居が上手くなっていた。。。。一安心。
相変わらず女性をリフトする時に腰が引けるあたりが可愛いけれど、
来年は「レ・ミゼ」にも登場するし、「オズ」の再演も待っている。。。楽しみっ。

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コメント

約40年の歳月を2時間半で表現していくのですが、
小道具だけではなく、
当然、演じる方も
年齢を表現しなければならないはず。
これがけっこう難しい。
ベテランと思われる役者さんでも、
年齢を演じ分けている、
と感じられない役者さんもいました。
そんな中で上野聖太くんは、
演技自体はまだまだですが、
与えられた役の年齢を演じ分けようと努力していました。
そこが昨年と比べて成長したとこかな?

投稿: 舞姿 | 2006年8月22日 (火) 午前 09時01分

そういえば、40年もの時間を描く舞台は少ないですね。
『放浪記』とかは、何年間のお話なのでしょうか?(笑)

40年の中で、
チエミさん親子と並んで最も長い時間に渡って登場するのが、
上野聖太くん演じる「園田秀明」さんですね。
最初の場面は昭和26年で、
最後にチエミさんを見送る形で登場するのが57年。
(実際には、57年にはああした事実は無かったようですが)
実に30才も老けた芝居をしなければならない。
去年はとてもそこまでできてなかったけれど、
今年の彼は、本当に巧くて、
私はあの場面から「どっぷり」と物語に入ってしまいました。

投稿: みかん星人 | 2006年8月22日 (火) 午後 11時54分

途中アンサンブルやりながら、だもんね。
それで“背中で演技”もしてるんだよ。
すごいよね、上野聖太くん。。。

投稿: 舞姿 | 2006年8月23日 (水) 午後 10時49分

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