『スペース・トゥーランドット』
『夜に生まれ、朝に消えてしまうものとは?』
『赤く、炎の如く熱いが、火ではないものとは?』
『氷の如く冷たいが、周囲を焼き尽くすものとは?』
この3つの謎で有名?な「トゥーランドット姫」が主役のオペラが、
プッチーニ作曲による未完のオペラ『トゥーランドット』。
プッチーニと言えば『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』で有名らしいが、
もちろんみかん星人は、総て未見。。。まだまだ楽しみが残っている。
で、最初に書いた「謎」は、もちろんプッチーニではなくて、
「カルロ・ゴッツィ」というごごつい名前のイタリア人が書いた原作にある。
が、そもそも「謎かけ姫」という古典からのインスパイアー。
さて、この「謎」の答とは。。。。なんてエニグマな事を書いているのは、
10月にこの『トゥーランドット』を観に行くから、、、なのですが。。。
更にその予習として観に行ったのが、この『スペース・トゥーランドット』
「子ども向け」にと企画された舞台で、
前売り券も、基本的に「子ども同伴者のみ購入可能」というもの。
というわけで、朝の9時に新国立劇場へ行って、当日券を購入。
で、2階の一番後ろから鑑賞しました。。。。
いやもう、これがとても上手に脚色してあって、
3幕のオペラが、なんと1時間に凝縮されて、
それでありながらもメッセージをちゃんと残すという素晴らしいできばえ。
当然「子ども向け」だからという手抜きは許されないわけで、
トゥーランドット姫や、彼女と戦う勇者の歌の上手いこと!
舞台装置などは簡略なものではありましたが、
これで「2,100円」とは、さすが国立劇場(笑)
ほとんど只で見せて貰ったような気分でした。
そうそう、芝居の中で登場する武器が「イナバウアー銃」というもので、
これで撃たれると、えびぞったまま凍死するという優れものでした。
もちろん、子ども達よりも親にウケていたのは言うまでもありません。
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