『アクロバティック 白鳥の湖』 @ オーチャードホール
広東雑技団が演ずるという事で「面白そう(^o^)」と思い、
ぴあの先行抽選に申し込んでみたら、当たってしまいました・・・
しかも、最前列(^。^;)
今回で3回目となる『白鳥の湖』の鑑賞ですが、
マシュー・ボーン版は舞台からえらく遠くて、
オペラ座と今回の舞台は近すぎ、、、手ごろな場所から観たいものです。
で、問題の「アクロバティック」という部分。
そう、これは「バレエ」ではなくて、「マッスル・ミュージカル」だったのです。
チャイコフスキーの『白鳥の湖』を使って、
基本的な物語は概ねそのままですが、とても単純化し、
「物語のあるサーカス」を観ている感じに仕上がっていました。
来年かな?にTDRにできるサーカスも、こんな感じかな・・・
禍々しい冒頭の曲から始まりましたが、その後は全曲を使うわけではなく、
多くの場面で『乾杯の踊り』という曲が使われたり、
「四羽の白鳥」で有名なメロディーもコミカルに使われたり。。。かなり自由。
まあ、そんな事はともかく、、、「アクロバット」がもの凄い!
もともとバレエはアクロバティックではありますし、
『キャッツ』のミストフェリーズもほとんどアクロバット(軽業師)ですが、
この舞台では、そのアクロバットが半端ではないのです。
詳しく書いても仕方ないので、こちらをごらんあれ。
白眉は、バレエのそれと同じで王子と白鳥の場面ですが、
なんと、
王子の肩(”肩井”ですなあそこは)に白鳥がつま先で立つのです。
しかも、そのままターンしたりする。。。。
ただもう「唖然」というか、、、夢を見ているみたい。
「こんなこと、トリックだ」とMr.サタンなら言うでしょうね(*^-^)
鍛えた肉体、考え抜かれたアクロバット、、、
しかし、一番の見所は、演者同士の信頼感だった気がしました。
「命を預けている」というその関係に、
今までの舞台とは違う「愛情」のようなものを感じましたし、
その部分だけでも『白鳥の湖』の世界が表現されていましたね。
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