久しぶりの『キャッツ』
久しぶりに『キャッツ』を観ました。
諸般の事情で2階S席いっぱいいっぱいでしたが、
初めてヴィクトリアとも握手が出来て、ご満悦。。。
さて、初めてなのは、この宮内さんのヴィクトリアと、
『アスペクツ・オブ・ラブ』で拝見した小粥さんのシラバブ。
そして待望の田村さんによるマンカストラップです。
で、この田村マンカス、、、歌舞伎役者でした(笑)
「胸板」の厚さと姿勢の良さ、、、とても猫背じゃない、立派なリーダー。。。
さすがはムファサだよねぇ。。。と感心しきり。
そもそもマンカストラップは「胸を張る猫」ではあるものの、
その立派な立ち姿と、威風堂々たる動きは、まさに歌舞伎の「見得」の如し。
それでいながら、
「いろいろな生き方の猫を紹介しよう」なんて辺りは猫なで声。
でも、みかん星人は、田村さんの歌声、好きです!
バストファージョーンズの後ろで胡坐をかく辺りも、
妙に大げさに演じるヤクザな人も、
大きな声を張り上げてマキャヴィティを追う様子も、
なんだか「典型的」というか「ティピカル」というか、、、同じか(笑)
マンカストラップの「派手な部分」で綴ったローブという感じでもありますね。
さて、最近少しばかり「バレエ」に目覚めた気分のみかん星人が、
今日、最も感嘆したのが、松島くんのミストフェリーズでした。
改めて、彼の身体能力の高さに感動してしまった。。。。
それに、バストファージョーンズの後ろで居眠りしたり、
ゴルフスイングにおざなりの拍手をしたりと、もう本当に可愛い。。。
そして、忘れちゃいけないのが、、、グリザベラ。
金さんは、またしても役の解釈を一歩深めたように感じました。
一幕最後の『メモリー』に込めた複雑なニュアンス。。。
後悔、諦観、焦り、孤独、そして喪失感。。。
「すてばち」という言葉が思い浮かぶような彼女の歌は、
以前少しだけ感じさせてくれた「僅かなプライド」を捨て去って、
本当に地べたに這い蹲いそうな気配。。。これが二幕に引き継がれて、
そしてあのサビに繋がる。。。
私は、二幕のそこで、心が感動するより前に、泣いてしまいました。。。
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コメント
るいさん、コメントありがとう。
ダメです、、、、
金さんの『メモリー』をずーっと聴いていると、
わたし、、、死にます(笑)
や、涙が枯れます。。。だから、ダメです(*^^)
金さんに「英語で」というリクエストでなければ、
TDSの『アンコール!』などいかがでしょう?
英語で聴かせてもらえますよぉ。。。
投稿: みかん星人 | 2006年5月 4日 (木) 午後 06時58分
こんにちは。
TBありがとうございます。
金グリザ、素晴らしかったですよね。
ずーっといて欲しいくらい(笑)
そして英語で聞かせて。
投稿: るい | 2006年5月 4日 (木) 午後 06時53分
shikiさん、コメントありがとうございます。
胡坐をかく(現行)マンカストラップは、
私が知る限り福井君と田村君だけです。
「猫にはできない姿勢」
だと思うので、目立ちますよね(笑)
可愛いブログを書いておられるのですね。
ぜひ、読まさせてもらいます!
これからも、よしなに。。。
投稿: みかん星人 | 2006年5月 3日 (水) 午後 10時25分
桃子さん、コメントありがとう。
金さんのグリザベラは、必聴ですよね。
私は、最後のメモリーの時に意識して、
舞台奥で密かに煌めいていたミストフェリーズを見ていました。
なんか、微妙に動いてて、
その度に何かが煌めいていたのです・・・
そうして『メモリー』から耳を少しだけ遠ざけたにもかかわらず、
なぜだか目頭から涙が。。。。
自分でも信じられないぐらい深い部分で聴いていたようです。
はい、、、タガーはもともと育ちがよさそうで、
まさに「スノッブ」なところが魅力ですね。
うちの福井狂さんも、
「福井君には遊びの多いタガーをしていてほしい」
と申しておりますです。。。
投稿: みかん星人 | 2006年5月 3日 (水) 午後 10時18分
柴さん、コメントありがとう。
趙マンカスは、本当に一瞬の復活だったようですね。
「マンカストラップ」という役というか「立場」を、
私の場合は、諸般の事情から、
福井晶一くんを原点とした座標で考えるのですが(笑)
田村マンカスは、福井マンカスよりも、
「リーダー資質においては負けるものの、
思い込みと大胆さでは勝っている」という座標ですかね。
グロタイは、まさに「劇中劇」ですからね(*^^)
特にグリドルボーンに顔を寄せて後の芝居などは、
歌舞伎的な魅力を感じますね。
福井狂さんはですね、
以前も少し書きましたけれど、
「福井君が、マンカスとタガーを同時に演じる」
のが、秘密の願望のご様子です。。。ありえーないぃぃぃ
投稿: みかん星人 | 2006年5月 3日 (水) 午後 10時10分
こんにちは!
私もこの前初めて田村マンカス観たんですが、好きになりました~。
あの堂々とした感じがマンカスにぴったりですよね。
そうそう、そういえばバストファージョーンズのナンバーで
胡坐かいてました!どのマンカスもそうでしたっけ?!
どちらにしろ田村マンカスの胡坐は妙にハマってました…(笑)
投稿: shiki | 2006年5月 1日 (月) 午後 06時58分
こんばんわ。昨日のキャッツ遠征から帰ってきました。
金グリザベラを聞きに行くと言うと、亭主が、わざわざご苦労さんとあきれるのですが、次は、引っ張って来ようと思いました。素晴らしかったです。
田村マンカスは、初めて拝見しましたが、あの猫メイクの下にムファサが見えて、なんとなく違和感が…先入観なんでしょうけど。
キムタガーも私は初めてでしたが、やはり、生まれ育ちの良さを感じさせる福井タガーが好きです。
投稿: 桃子 | 2006年5月 1日 (月) 午前 12時14分
こんにちは。
男性の方すらも魅了する素敵なミスト…
やっぱり松島さんは素敵ですねぇ…とうっとりしてみたり。
歌舞伎というと、私はガスの方が歌舞伎に見えてしまいます…
グロタイの所とか、思いっきり歌舞伎だぁと思ってしまったり。
田村マンカス、確かに素敵なのですが、やっぱり趙マンカスにも会いたかったりと、贅沢な自分に困ってしまいます。
きっと福井狂様なら福井マンカス・タガーをお望みなのでしょうね…。
投稿: 柴 | 2006年4月30日 (日) 午後 03時06分
舞姿さん、コメントありがとう。
え゛ー、、、田村さんの声、良くないですかぁ?
そんなに高くありませんでしたもの・・・
確かに「余韻」が少ない部分はありました。。。
・・・あ、それは書き込まれてませんね(笑)
「罰だ!」も言い切る感じでしたが、
ともかく、音(響き)が残らないのですね。
例えば趙さんは、
「支度を!」と力強く言い放っても、
その声の響きが劇場に残っている感じがありました。
田村マンカスには、それが無い、、、のかな(笑)
なにしろ2階上手最後列でしたから。。。
投稿: みかん星人 | 2006年4月30日 (日) 午前 06時36分
定着しましたネ。。。田村マンカス。
私が田村マンカスを観たのは、約1か月くらい前のこと。
まだ出始めで、
リフトや細かいステップがイマイチ。。。の頃でした。
歌声も好みじゃないし。。。
要は、福井クンじゃない、というところで、
まあ、どーでも良いというか。。。
でも「ありがとう!」って握手したら、
田村マンカス、
とっても素敵な笑顔を返してくれました。
正直、大好きな福井クンや趙さんから、
こんな素敵な笑顔、返してもらったことないですネ。。。
この田村マンカスの笑顔には落ちました。
でも、やっぱり歌声が好みじゃないので、
溺れてませんけど。。。
投稿: 舞姿 | 2006年4月30日 (日) 午前 06時03分