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2006年3月27日 (月)

『The Rainbow Star』 by ENDLICHERI☆ENDLICHERI

堂本剛くんのソロ・プロジェクト
『ENDLICHERI☆ENDLICHERI』(プロジェクト名なのね)のライブ、
『The Rainbow Star』(これがライブの名前)に行ってきました。

ライブ会場は横浜の「みなとみらい」に設置されたテントで、
3月19日に始まって5月21日までの全46公演。
観終わって思ったのだけれど、
これは「ラスベガスのショー(生で見たことは無いが)」みたいなので、
『キャッツ』の様にロングランしても面白いのではないか?と思う。
隣に大きな土地が空いていたので、レストランでも併設して、
そこに「エンドリケリーくん」が泳ぐ水槽をたくさん並べて。
剛くんも時々の休演をしたりしながらも、
「いつ行っても、最新の剛くんに逢える場所」
を設置するのは、ファンにとってもありがたいのではないだろうか?

ライブの中で何度か剛くんも言っていたが、
このライブは「日々進化」しているのだそうだ。
「メンバーが入れ替るかもしれませんし、僕も入れ替るかも」
と見事なジョーク(笑)を飛ばしていたけれど、
それも、もっと長いスパンでなら自然と実現されて、世界が広がりそう。

以下、ライブの内容に触れます。。。。

さて、定刻5分遅れで始まったライブは、
いきなりインスト?による幕開き。
しばしステージはスクリーンになり、
フラクタルだったり、サイケだったりと華やかな映像の乱舞。
最後に「エンドケリーくん」が大写しになり開幕、
そして「ご本人」の登場。
紫色のきらきら光る上下の衣装は、
後になって分かるのですが、これ「さくら色」なのね。
ステージ上手には5人のコーラス隊とその後ろにオペレーター。
中央にドラムス、その下手にパーカッション、、、この二人のやり取りも愉快。
フロントにはギターが2本とベース。
下手の高台にはサックス、トランペット、トロンボーンのブラス隊で、
これが見かけ以上に分厚い音でライブをドライブしていた。

内容は10曲プラスアンコールで、
なんと、みかん星人は総て知らない、初めて聴いた曲ばかりでした。
当然総てがアルバム『Coward』に収録されているのでしょうし、
それがインストを含めた13曲?で出来ていることから考えると、
このライブで「ほぼ総て」を見せてくれているわけですねぇ。
そうそう、このライブの進化を語る中で、
「この会場の楽屋で作った曲も出てくるかも」
なんて話が出ていました。。。それもありそうな雰囲気。
ともかく、、、次々と演奏される曲に「共通項」がひとつしか無い。
その共通項が「堂本剛くんの声」だったりするので、
インストだったりすると、もう、統一感なんて殆ど無いライブ。。。

なのに、
この居心地、聴き心地の良さはなんだろうか?
全く初めて聴く曲ばかりのライブなのに、こうも楽しいのはなぜだろう?
ラテンな匂いの曲が歌われたかと思えば、
次は微妙にサウダージな曲になる。
そしてMCを挟んで演奏される美しいロック・バラードに続いては、
「いかにもアイドル路線」のマーチなロックを聞かせてくれる。
剛くんの声は地に根ざした感じの力強いものだけれど、
高音で「くるん」とフェイクする辺りがなんともセクシーなのね。。。

「グラム・ロック」な『美しく在る為に』で再びMC。
この頃になると、
「剛くんは、自分が愛するものを、自分でもやってみたいのかな?」
とか感じてみたりしていた。
で、そのMCで、みかん星人は、ちょっと驚いた、、、いろんな意味で。

人が難しい」というお話。。。
どうやら剛くんはあまり人付き合いが得意ではないらしい(笑)
いままでも、いろいろと人に傷つけられてきたらしい。
 (心底「人付き合い」が好きな人は稀だと思うし、
  「傷つかない人生」なんて無いとは思うけれど・・・)
でも、
自分が美しく在ろうとするから、他人を傷つけるのではないか?
と考えると、傷つけられたことにも「意味」を感じるし、
その「傷」もまた「芸術」なのではないか?と考えるようになった、と言う。
自分が受けた傷を「その人が美しく在ろうとしたからだ」と考える事、
そしてそれを受けた痛みを「芸術」と感じる感性。。。
・・・なんだろう、この男の子は?・・・
正直、おぢさんは胸が一杯になってしまった。。。。
また、剛くんの声というか「話し方」が、なんとも優しくて気持ち良い。

で、そんな彼が次に話し出したことが、私にはとてもショックだった。
僕は心で話したいと思っていても、相手が頭で話してくるから困る
うーん、、、降参。
実は今年に入ってから、私は自分の言葉が相手に通じていない、
というよりも「届いていない」気がして悩んでいた。
その一因は、もしかすると四季の『鹿鳴館』にも在る気がするのだけれど、
(『鹿鳴館』を観ている人にしかわからないけれど)
自分が狡猾で抑制が効き過ぎた影山伯爵に思えたり。。。
ともかく、コミュニケーションが上手く成立していないのが、怖かった。
そんな不安のヒントが、こんなところで聞けるなんて。

その後も、剛くんの微妙に間延びしたMCが続く。
この日のライブ前にお母様と花見をしたこと。
東急ハンズで多くの人から握手を求められて、
つい誰にでも母親を紹介していたこと。
29日の滝沢君の誕生祝を探しに来た後輩に、
滝沢くんへのプレゼントとして「細木数子マスク」を託したこと。
そんな話を披露しつつ、彼が導いたのは、
自分が発する芸術が人に与える影響と、
 その影響に自分の存在意義を感じる
」という事。
つづいて歌う『ソメイヨシノ』の歌詞を引用してこのメッセージを伝えようとする彼は、
とてもとても綺麗だった。

『ソメイヨシノ』は、
ステージに桜が映し出され、剛くんの衣装も含めて、実に綺麗。
そう、剛くんもまた、桜の花の厳しさや怖さを知っている人なのね。
私もこの日の午前中に仕事で父と共に桜並木の下を通ったのだけれど、
剛くんとまったく同じ事を感じながら、でも何も言わずに通り過ぎていた。

それはそれは美しい『ソメイヨシノ』の後は、
「今夜は寝る前に、皆で高見沢さんの顔を思い出しましょう」という話があったり、
メンバー紹介があって、、、この辺りは「アイドルの男の子」ね(^o^)
そして爽快で、ちょっとシャッフルが入った曲などで大盛り上がり。
アンコールも含めて2時間半のとても優しくてパワーに溢れたライブは終了。

とてもとても素晴らしいライブ体験となりました。
堂本剛くんのファンならずとも、
興味を感じている方は是非とも体験して欲しいですね。
会場でもチケットを販売していたようですよ。

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コメント

こんにちは。
横浜でなにかやっているってのは知っていましたが、
こんな内容だったんですね。
彼の声、歌の聴かせ方などとても好きです♪
ちょっと前まで妹がファンをしていたので、CDなども家でかかっていたのですが、
最近は違うファンになっていて新しいCDなどは聴いていないのです…
またちょっと気になりました…

投稿: 柴 | 2006年3月29日 (水) 午前 11時46分

柴さん、コメントありがとう。

実は会場の場所が分からず、
とりあえず桜木町まで出てみたみかん星人です。
地下鉄が便利だったようですが、あの線高いしぃ(笑)
行ってみて分かったのですが、無料の駐車場もあったみたい。

剛くんは、少しも無理していない感じが気持ちよかったぁ。
もちろんそれなりの努力はしているでしょうし、
強烈な向上心も持っているのは感じましたけれど、
多くの経験や「過去」をしっかりと踏まえ、
それを「礎」にして確実に上昇している感じを受けました。

で、その辺りが、2月に観た光一君との「違い」なのかな?
とか感じたり。。。
光一くんは「欲しい未来」に向かって、
一心不乱に伸びてゆくイメージだったので。

テントは「ライブ会場」と「ロビー」に分かれていて、
そのロビーは、時間によっては、チケットが無くても入れるようでした。
そこでチケットが売られていましたので、
ぜひ覗いてみてくださいね。。。。
、、、チケットの残り情報とかも欲しいなぁ(*^^)

投稿: みかん星人 | 2006年3月30日 (木) 午後 07時21分

こんばんは。

そうなんですね。
桜木町は結構出没するエリア(私が)なので、次回行ったら覗いてみます!
キンキの2人は丁度いい距離感があると思います。
お互いもファンとも。
彼らのデビューコンサートにだまされて連れて行かれたのもいい思い出です(笑)

投稿: 柴 | 2006年3月30日 (木) 午後 09時18分

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