« Yes,I'm crazy for ・・・ | トップページ | 『Endless SHOCK』 @ 帝国劇場 »

2006年2月18日 (土)

『家なき子』 @ 東京芸術劇場

「劇団ひまわり」主催・製作する舞台『ミュージカル 家なき子』を観てきた。

「劇団ひまわりの舞台を、どうして?」かと言うと、
ひとつにはこの舞台に「沢木 順」さんが登場されていること。
もうひとつは、2004年に観た『空色勾玉』という舞台が面白かったから。

物語『家なき子』は、
フランスの小説家「エクトール アンリ マロ」が1880年頃に書いた物で、
世界中で読まれる名作文学、、、だそうです(笑)
私は読んでいませんが、けっして児童文学ではなくて、
大人こそ読むべき小説だとのこと。。。
まあ「成人文学」は在りえても、「児童文学」という括りは不要なのかも。

あらすじなどは公式ページをご覧頂きましょう。

ともかく、機会があったら、ぜひ観て頂きたい舞台です。
舞台美術を「朝倉 摂」さんが担当していますが、
人生を象徴する「船」を模ったこの舞台の装置は、
時に劇場、時に巣窟、時に船と想像力を刺激してくれる素晴らしいもの。
さらにこのイマジネーションに満ちた舞台には、
仮面を着けた壊れてしまった33体の動くフランス人形がいつも居て、
彼女(少女)達が歌う声が舞台に「色」を生み出し、
彼女達がギクシャクと動く姿が舞台に「命」を与え続ける。

物語は単純で、歌われる歌も少なく、大きな感動をくれはしないものの、
2時間近くの間、まったく飽きることがない不思議な舞台。
歌と物語をリードする沢木さんの自信に満ちた姿が、
彼がこの舞台に抱いている「誇り」までをも感じさせて、心地よい。

残念なのは、お客さんが少ない事でしょうか(笑)
客席は840ほどだそうですが、8割ぐらいですかねぇ。
しかも、多くはたぶん、劇団員のご父兄で占められていて、
あとは「沢木順ファン」がチラホラという感じ。

生演奏、、、しかも指揮は西村友氏!
音楽は、、、最近話題の宮川彬良氏!

本当に、もっと多くの人に観てもらいたい舞台ですねぇ。。。

|

« Yes,I'm crazy for ・・・ | トップページ | 『Endless SHOCK』 @ 帝国劇場 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『家なき子』 @ 東京芸術劇場:

« Yes,I'm crazy for ・・・ | トップページ | 『Endless SHOCK』 @ 帝国劇場 »