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2006年2月15日 (水)

『レインマン』 @ 東京グローブ座

主演が椎名桔平(チャーリー)&橋爪功(レイモンド)、
演出と脚本を鈴木勝秀という組み合わせの舞台。
しかし、みかん星人的には、
「エドワード・エルリック」の朴璐美さんのお姿を、
生で拝見できる得がたい機会のこの舞台。。。堪能致しました。
相手が背の高い椎名さんという事で高いピンヒールが実にセクシーでした。

やはり、男は、背の高さです!

 

映画が大好きなみかん星人ですが、
オリジナルである映画の『レインマン’88』は未見です。

未見で好かったなぁ、、、と、しみじみしています(笑)
というよりも、映画の『レインマン』ってオスカーをいくつも取ってて、
かなり有名な映画だと思うのですが、
「自閉症の兄との交流」という程度の内容しか、たぶん、知られて無いのでは?
映画を観ていない人で「レインマン」の意味を知っている人、いますかねぇ。。。

逆に言えば、その「重要な鍵」が周知されていないという事が、
この映画が観た人に与えた感動の深さを伝えていると思いますね。

ともかく、この舞台は、物語が素晴らしい。
いや、素晴らしすぎてしまって、正直、舞台としての魅力を忘れしまう(笑)
物語を伝えてもらうだけで、
もちろんそれは舞台の出来が良かったからではあるのだけれど、
「舞台を観た!」的な満足感とは違うプレゼントを受け取った気がした。

きっと、ずーっと後になって、じわじわと来る舞台なのだろうなぁ。。。

さて、舞台の「内容(物語)」はともかくも、
演出や演技に関しては、少し、不満を感じた。
まず演出。
回り舞台を設置し、それを正中で割り舞台に二つの空間を生みだす。
このアイディアは、よくあるけれど、上手いと思う。
内外・自他・好悪、、、そんな感じ。
が、実は、この装置、最後にもう一工夫が登場するのだけれど、
それ、最後まで取っておかずに、途中でも機能させれば良いのに、、、と思った。
なにしろ、その回転に飽きてしまうのだ(笑)

これは「演技」か「演出」か分からないけれど、
「一幕」での発声がちょっと雑。
確かに「一幕」は「外側」を扱っていて、多少乱暴で良いのだけれど、
それでも台詞が客席に届かないというのは如何なものか。。。
特にチャーリーと先生の会話は物語の設定を語る大切なものなのに、
その半分近くが聞こえなかった。。。
「二幕」では誰もが丁寧に繊細に伝えてくれていたから、残念。

それから、、、舞台や映画には「何度も観たくなる作品」がよくあるが、
この『レインマン』は、あまり何度も観たいと感じさせてはくれなかった。
そもそも「難病もの」が苦手で、だから映画『レインマン』も観てないのだけど、
この舞台には、あまり「奥行き」を感じなかったのだと思う。
そりゃあそうだ、、、自閉症患者に対する「奥行き」は、
すなわち「その病気への興味」に過ぎない気がするのだもの。
弟のチャーリーにしても「友人の無い寂しい男」だから、
どんなにその奥行きを求めたところで、
それは最近流行りの「幼年期のトラウマ」を見せ付けられるだけ。
「舞台で語られる物語」は面白いし、それは長く残るけれど、
それを演じたキャラクターは、、、うん、痛々しいだけなのがつらいな。

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コメント

またまた、こんにちは。
グローブ座、行ってみたい劇場なんです!!
まだ行った事がなくて。
出来上がった頃はシェイクスピアの作品を多くやっていた(と記憶にあります)はずなんですが、その後はジャ●ーズばかりで、足が遠のきました…

イギリスのはまだ完成直前になら行ったんですけれどね…
あの建物のレンガ1つは私のものです(笑)
日本もイギリスも両方のグローブ座に行きたいです!!

ってことでやっぱり帰りに宝くじを買って帰ります♪(笑)

投稿: 柴 | 2006年2月16日 (木) 午後 01時31分

柴さん、コメントありがとう。

をを、、、テムズ河畔に再現されたグローブ座ですね。
私は完成したその横を歩きました。
懐かしいなぁ、、、
『ヴィノポリス』からグローブ座を通って、
『テート・モダン』まで歩いたのです。
ここに書いてあるなぁ。。。更新して無い(笑)
http://homepage2.nifty.com/mikanseijin/citron/london/london12.htm

ついでに「東京グローブ座」のページ。
http://www.tglobe.net/index.shtml
ここの「スケジュール」は、ちょっと魅力的。。。

宝くじ、、、買いましたかぁ。。。

投稿: みかん星人 | 2006年2月16日 (木) 午後 11時53分

こんばんは。実はこの演目見たかったんですが、
気づいた時にはもう日がなくて見られなかったんです。
映画は一応見たことあるんですが、それをどう舞台にするか、そしてエドワード・エルリック役の朴さんの声以外での
演技に興味がありました。
やっぱりラストは「レインマン」の本当の意味を知るところなんでしょうか?

投稿: mari | 2006年2月20日 (月) 午後 11時09分

mariさん、コメントありがとう。

朴さん、とても美しゅうございました。
紺色のバスローブでふわふわと舞台の上を漂ったり。。。
ワンピースの礼服を着て、
舞台の縁ギリギリまで(下を見ずに)歩き出て、
そしてエドを彷彿とさせる、
「次第に音程を上げながら心を開放させるような声」
でチャーリーの心を射抜く言葉を発したり。。。
はたまた、
ベビードールの様なコスチュームのウェイトレスとして登場して、
床に落ちた楊枝を拾うサービスまで(笑)
朴さんファンは必見の舞台だったかと。。。。

「レインマン」の本当の意味は、
二幕冒頭で明かされるのですが、
そこからのチャーリー・椎名さんの演技が凄かった!
それまで体温を感じられなかった彼が、
生まれて初めて自分の中に熱い血が流れているのを知ったような、
そんな強烈な覚醒が始まったことを見せ付けてくれました。
ラストですか?(*^^*)、、、、本当に美しいラストシーンでしたよ。

大阪、名古屋の公演もありますよぉ(^o^)

私にこの舞台を薦めてくれたこちらのページも、どうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/yumiko0306/e/6a9b7463f25943c950d680f584f5357b

投稿: みかん星人 | 2006年2月21日 (火) 午前 08時53分

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