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2005年12月28日 (水)

『南十字星』 @ 秋劇場

再演されている『南十字星』を観てきた。
いまは『ミュージカル 南十字星』というタイトルらしい。。。
が、これ、
「ミュージカル」と歌わず、もっとストレートに演出すれば良いのに。。。

と、初演の時から思っていた。

いや、もっと言うならば、【1幕】は要らない。
衝撃のオープニングをもつ【2幕】から始めて、
時折【1幕】の内容を回想しつつ、2時間の1幕物としたなら、
もっともっと良い舞台になると思うのだけれど。。。

実際、『南十字星』の【2幕】は本当に素晴らしい。
敗戦した日本から始まり、
罪と云えば「戦場に居たこと」だけの28歳の青年が処刑されるまで、
一瞬たりとも目が離せない、聞き逃せない、最高の舞台をみせてくれる。
主演の阿久津くんは、ますます演技が上手くなり、
完全に「保科」を自分のものにしていた。
ヒロインの大平さんは、時折「ジュリエッタ」的な貫禄を感じてしまうものの、
声や「強さ」がとても役に似合っていた。

春には京都へ行くが、
彼の地でも多くの人に観てもらいたい演目だなぁ、、、

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