「今夜はローズday」 その1
『アスペクツ オブ ラブ』のイベントが始まりました。
今夜は「オフステージトーク『今夜はローズday』~アルマニャックを味わいながら~」
ともかく、まずは舞台を拝見。。。
いやはや、石丸さん、ますます絶好調ですねぇ。
17歳のアレックスが本当にリアル。。。
なのに、後半のアレックスも素晴らしくセクシー。
このアスペのおかげで、彼を見直してしまいました。
それよりなお凄かったのは、保坂ローズ!
何でしょう、あの最後の歌い方!
「ローズ」という女性の総てがあの瞬間に完璧に凝縮されている。。。大感激。
さて、数分待って、いよいよイベントです。。。
舞台はモンペリエにある「カフェー」。
長身のバーテンさんが【注意事項】を伝えて開店です。
(発言は、みかん星人のメモと記憶頼りですので、
ニュアンスの違いはもとより、総ての文責は私にあります)
さて、モンペリエって、どこでしょう。。。。
なんと、四季の「楽屋口」に地図が登場しているのですねぇ。
キャスト表をお持ちの方は、ぜひ。。。
と、投げちゃっても申し訳ないので少しだけ。。。
「モンペリエ」は「マルセイユ」の西方にある地中海地方の町。
古くから学問の街で、モンペリエ大学は13世紀創立です。
さて、そんな学生の町「モンペリエ」のカフェーには、
4つのテーブルと7つの椅子が用意されていました。
下手のテーブルと椅子に司会進行の寺田さんが着かれて。
「間違えてメイクを落としてしまいました。
これだけのお客さんがいらっしゃると、本番より緊張します」
とお話になって、イベントが始まりました。
まず4人の方がご登場。。。下手から、、、
アンサンブルの竹原久美子さん、、、
ドンキーをもらい損ねたり、白衣を着て請求書を突きつけたりなさります。
アンサンブルの佐藤絵里子さん、、、
葬儀のダンスで、男性全員とペアを組むという魅力的な立場だとのこと。
センターにはジュリエッタとローズ。
上手のテーブルには、向かって右にアンサンブルの田村圭さん、、、
サーカスでピエロをなさっているそうです。
その左には、武木綿子さん、、、
パンケーキを出すどころか、
杖でアレックスを叩いちゃうディリンガム家のロッテンマイヤーですね。
そしてローズ登場。。。ピンクのワンピースが激しく可愛い。
登場して、やおら一声・・・
「おまぁたせぇ~しぃまぁしたぁ~」とジェニーのよう、、、拍手喝采。
アンケートの集計など発表されまして、質疑応答へ。
「出演者から見たローズについて」
ジュリエッタ
「ハチャメチャだけれど憎めない、
心の赴くままに行動する自由さが素晴らしくて可愛い」
田村さん
「保坂さんが演じているから、何をやっても素敵ですが(笑)
否定はしないけど、男性を翻弄しすぎなので、身近に居たらこまる」
佐藤さん
「劇中、いろんな恋をするので身近ではありえないと思った。
作品に関わってみると、自分には無い素直さが魅力的」
竹原さん
「入団前、19歳の純粋な頃に見ましたが、全く解らなかった。
『ローズって何者?』とも思いました。
出演してみて、ようやく話がわかった。ローズの自由さが魅力」
エリザベス
「破産した男性にプロポーズする辺りがとても魅力的。
だけど、エリザベスからすると、名家をめちゃくちゃにするので迷惑」
ローズ本人
「自分のことを語られているみたいですが、本当(保坂さん自身)とは違う。
初演時に台本をもらった時『これは・・・』と率直に思いました。
で、その頃は、ローズが自分勝手な女に見えてしまうのではなく、
ちゃんとした理由を作って観客に納得して貰いたいと考えました。
けど最近、理解や共感は『ムリだな』と思えるようになって(笑)
『理由なんか無い』とか、
『ついつい勢いで行動してしまった』という人間らしさを出せるようになり、
以来、肩の荷が降りた気がして、ローズを可愛く愛しく思えます。
ともかく、ローズは逃げることの無い勇気があるところが魅力で、
それは自分には無いことなので、演じていて気持ちいい」
ここで、長身のバーテンダーがアルマニャックをサービス。
ローズの発声で乾杯。。。「女性の恋多き人生を願って」
保坂ローズは歌った後の喉にはきついとのこと、、、
その発言を受けて寺田さんが保坂さんの酒量を聞かれると、
「石丸くんの5分の一で致死量」とのこと。。。大爆笑
お酒に関しては、「貴匠蔵」のお話と、ハルピンでのビジネスに関して余談。
続いて、音楽の話。。。ウェバー独特の同じメロディーが伝えるメッセージに関して。
二つの「同じメロディーのオケ」が流されて、どこの場面かがクイズに。
さらに、この日に録音された同じ部分を聞いて「同じ」である事を確認。
最後に、ローズとエリザベスがこのメロディーを一緒に歌うという、
ちょっと気絶しそうな事が。。。8秒ほどの夢のような時間でした。
「登場人物の中でだれが一番幸せな恋愛をしたと、ローズは思いますか?」
ローズ
「ジョージかな。
ジョージは最高に満たされた瞬間を味わっている。
死期を感じた男性が『今』を存分に味わっている。
更にローズ、ジュリエッタ、ジェニーを愛し、愛されていて。
人間としてとても満足していると思う」
「どの恋がいい?」
田村さん
「ローズかなぁ。。。
年下でも、年上でも、好きになった人を愛して振るのが良いです」
唐突に、バーテンの滝沢さん(笑)
「ぼくは、ジェニーみたいな、好きなものにぶつかる恋愛がいいです」
佐藤さん
「年齢的にジェニーに共感します」
ここで、寺田さんが聞きたい質問が登場。
「ローズはマルセルを、どう、思っているか?」
ローズ
「ローズはマルセルをどうおもっているか?ですかぁ。。。
そういえば、マルセルの顔を見たらむせた事がありましたね。
そうですねぇ、微妙ですが、絶対に恋愛対象ではありません。
たぶんローズを一番解っていて、一番近い存在でしょう。
ともかく、ローズはマルセルには恋愛感情は無くて、
頼りにはしているし、正直にがんばらずに話せる相手という事です」
これを聞いた寺田マルセルさん、明日からの役作りを変えるそうです。
実際、2日後に観たマルセルは、重さがなくなっていて軽快快活でした。
「ローズからみたジュリエッタ。ジュリエッタからみたローズ」
ジュリエッタ
「憎めない、何かしてあげたい、受け止めてあげたい存在。
ジュリエッタにとってのローズは芸術のモデルにしたい存在」
ローズ
「ローズに無いものを持っていて、感情をいい意味でコントロールできるひと。
自律してて前向き、だけれど、深いところに『女』の部分があって、
それが最後の場面でアレックスに向けて出てくる。
同じ男を愛している者同士だけが感じる気持ちを共有していると思う」
長身のバーテンが出てきて、そろそろ閉店時間であると告げました。
「精神的タフさを維持する日常の行為はありますか?」
武さん
「毎日ですので、オン・オフを切り替えることを意識します。
お風呂や食事、友人との電話での会話も大切です」
ローズ
「リセットを意識しています。
寝起きが悪いけど、起きた時にはリフレッシュしていたい。
とくに「感覚」をリセットすることを心掛けていて、
舞台での出来事に飽きないよう、新鮮にやること、が大切。
公演のことを全く考えない時間を、難しいけれど、持つようにしています」
との事でした。
痺れを切らした長身のバーテンが掃除を始めてしまいましたので、これにて終了。
保坂さんのローズへのアプローチの深さにとても感動したイベントでした。
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コメント
そうですかぁ、、、
ペアのも参加なさらないのでしょうか?
マッシュさん、きっと気絶なさいますよ。。。
投稿: みかん星人 | 2005年11月 5日 (土) 午後 02時39分
こんばんは!
トラバありがとうございます。
結局、某バーテンさんの掃除姿は見に行くことができませんでした…
次回イベント出演されるときには必ず!と決めました(>_<)
投稿: マッシュ | 2005年11月 3日 (木) 午前 12時37分