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2005年9月28日 (水)

今日の、福井晶一くん、、、あるいは『自由劇場』

今日も福井くんは「良かった」そうです。
「彼のステップを見て、声を聴いていると疲れが取れる」とも。
そして、今夜もミストは命を狙われていたそうです。
コブラツイスト?など掛けられていたとのこと。

さて、田島ガスがとても気になる五反田ですか、
今、最も注目されるべき舞台は『自由劇場』でしょう。。。続きへ。

大鳥れいさんのジュリエッタ、実に美しく、しなやかです。
ほとんどザラツキを感じさせない声と、抑揚の美しい台詞。
それでいてアレックスにジェニーを諦めさせようとする芝居の怖さ。
大鳥さんってエリザベートを演じられているんですねぇ。。。
大平ジュリエッタの「強がりだけれど、詰めが甘い恋」とは違って、
大鳥ジュリエッタは「嫋やかだけれど、囲い込む恋」という風情。

さて問題、失礼、注目の村俊英さん演じるジョージ。
第一声からして「ファントム」。。。そのまんま(笑)
一幕前半の「自信に溢れて余裕綽々」のジョージでは、
まるでバストファージョーンズの雰囲気で、この辺りからして光枝ジョージと違う。
一幕後半のジョージは、
光枝さんは「余裕の中に諦観が潜む」様に感じられたけれど、
村さんは「若さへの嫉妬」とは言わないまでも「焦り」のような空気がにあって、
互いにローズを譲り合う場面も、どこかに緊張感があるのです。
で、それが表に出たと感じたのが結婚式。
式を挙げた直後のジョージの喜び方、、、村さんはこれがとても大きい。
まるで「アレックスに勝った」と言わんばかりのブラボー

二幕の村ジョージは、加齢による衰え方が激しい。
サーカスへ向かう場面では、かなり苦労しているように見える。
なので、その後の展開が、ますます光枝さんと違ってくる。
どこがどう・・・と云うわけでは無いのですが、
この辺りの展開で見えたのは、至極あっさり言ってしまえば、
「光枝ジョージは『愛』、村ジョージは『恋』」という事かな。

光枝さんが終始発散していたのは、「恋」ではなく「愛」で、
それは年長者が可能性に溢れた若者を見守るような、
好きになった人が美しく煌く姿を待ち望むような感覚。
それは「恋」というよりはむしろ「愛」だったのかと。。。
一方、
村さんが表現し続けていたのは、まさに「恋」。
それは「自分の存在確認」のためだったり、
愛したものを失いたくないという気持ちだったりするもので、
この物語のテーマである「恋」に近いものの様に思う。

村さんの登場の影響からか、
今夜の石丸さんがとてもノッていた気がしました。
やはり、四季の重鎮・光枝さんとの共演はしんどかったのかなぁ(笑)
まるでクリスティーヌを奪うかのようなアレックスとジョージの対峙を、
どこか二人が楽しんでいる雰囲気がありました。

最後に、、、ローズは相変わらず魅了してくださいましたが、
ジェニーちゃんが、今日はまた違って聞こえました。
たぶん、相手が声楽家の村さんだったからだと思うのですが、
紗乃さんの発声が、とても安定しているように感じました。
要するに「アラ」が目立たなかった、って事かもしれませんが(爆)
父娘のダンスシーンは、少し妖しい雰囲気もあって、良かった。

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コメント

こんにちわ、るいです。
TB&コメントありがとうございます。

いつもいつも思うのですが、みかん星人さんのレポって観た気にさせてくれますよね!
そして病気を誘発させるのです(笑)
ジョージvsアレックスも気になります。光枝ジョージはvsな時でもアレックスを温かく見守っていますし。
それにしても配役でがらりと変わるアスペ、ローズとアレックスが変わると一体どうなるのでしょうね?
その時のご報告もお待ちしていますからねvv

投稿: るい | 2005年9月29日 (木) 午後 02時46分

るいさん、コメントありがとう。

皆さん、
特にブログやHPを書いている方は「そう」思うことが多いでしょうが、
「人様が書いた観劇記録&感想って、なんと立派なのだろう」
と、私はいつも感じています。
るいさんのレポも、情熱が溢れていて好きです。

と、口説き文句はそこそこに、、、

ローズが変わったらどうなるか、、、は、
大阪の『マンマ・ミーア!』で予測が出来るのですが(爆)
(端的に言えば、保坂さんは「One&Only」過ぎるという事)
アレックスの交代による変化は面白そうですね。
北澤くんはクレジットされていますが、
村さんが登場されたことから、ラウル経験者と云うラインが見えてきて、
つまりは涼太くんだって可能性があるわけです。。。これは凄いぞ(笑)

調子に乗ってもう少し書いてしまうと・・・

ローズの性格・性質はともかく、
彼女が最後に味わう苦悩は、多くの人が共鳴できますね。
「ひとり」の辛さ・寂しさ・怖さは、誰もが理解します。
が、
アレックスの経験・性格はともかく、
彼が翻弄される様子や、求めようとする「何か」は、
これは意外と普遍性が乏しいのではないか・・・と感じるのです。
更に「思い止まる(行動しない)」という芝居は結構難しい。
これは役者の演技力が要求される難しい役だと思います。

で、、、福井くんのアレックスなんてのも想像したのですが、
ま、ラダメスでの演技を思い起こせば、
福井アレックスは終始女性の影響を受け続けて、
きっと「あの恋もいつか蘇るさ」なんて事、言えないと。。。
そう、福井狂は、希望をこめて、想定しているようです(笑)

投稿: みかん星人 | 2005年9月29日 (木) 午後 07時37分

こんばんわー!
みかん星人さんのレポのお陰で自分の観劇時にどのキャストが来ても見所いっぱい&心の準備はオッケーになりつつあります。感謝ですー!
大鳥さんのエリザ、観たんですけどヨカッタですよー。
歴代宝塚エリザの中ではダントツの演技力でした。
少女時代に自作の詩を唄う所の今にも羽ばたきそうな奔放さや、出産後、旦那に「お義母さまかアタシか選んで」って迫りつつも謝罪の言葉に一瞬免罪の表情が浮かんでハッと打ち消したり・・・などなど素晴らしかったのを記憶してイマス。
なので大鳥さんのジュリエッタはすごく観たいんです~。
ところでジュリエッタって大平さん・大鳥さんの元宝塚ダブルキャストなんですねー。
なんだか役の雰囲気的に分かる気がしマス(^^;
では長文失礼しましたー。

投稿: 風流 | 2005年9月29日 (木) 午後 10時14分

風流さん、コメントありがとう。

『エリザベート』、やはりいつか観ておこうかなぁ。
「自由劇場」ができて以来、他の芝居を観る余裕が・・・
『鹿鳴館』も気になりますしねぇ。

そう、元ヅカ(って言い方はしない?(笑))さんが、
今回のジュリエッタなのですね。
大鳥さんにいたっては「娘役トップ」という箔があって、
で、やはり仕草が本当に美しいです。
手紙を書く場面での何もかもが魅力的でした。
この「アスペ」は拍手をできる場面が少ないのですが、
(実際拍手が起きると興醒めしてしまうほどの密度がある)
この手紙の場面の後では拍手をしたくなります。

風流さんの観劇報告、とても楽しみです。

投稿: みかん星人 | 2005年9月30日 (金) 午前 10時23分

こんばんは。コメント&TBありがとうございました。
ジョージに関する思わぬ視点からの意見を聞けて、
とても参考になり、嬉しかったです。
光枝さんジョージは観ていないのですが、
村さんジョージとはずいぶん思考も行動も違うようですね。
キャストが代わると、また違った視点が見えてくるので、
とても楽しませてもらった作品です♪
予想外にリピートしてしまいました(笑)

投稿: チロル | 2005年10月20日 (木) 午前 12時26分

チロルさん、コメントありがとうございます。

光枝ジョージは、とてもリアルですよ。
機会が在るといいですねぇ・・・あと、沢木さんも。
(沢木さんのHPを読むと、ソロライブも終わったようですので、そろそろかも。。。)

イベントもめじろ押しのアスペですね。
いちお「アルマニャックの夜」は押さえているみかん星人のおぢさんでした。

投稿: みかん星人 | 2005年10月20日 (木) 午前 08時35分

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