『アイーダ』
みかん星人が最も魅了される舞台、『アイーダ』。
今日の注目は、
主役アイーダの井上智恵さんと、王女アムネリスのシルビア・グラブさん。
結論から言うと「ぜひ観てもらいたいキャスト」だということ。
まず井上智恵さん。
彼女の魅力は、その「たたずまい」だと感じた。
つまり「ヌビア人」としての雰囲気を(濱田さんより)強く感じたのです。
もちろん(後述しますが)シルビアさんという相手を得ての対比もあるけれど、
井上さんが持っている「野心」とか「庶民性」がいい方向に出て、
とてもとてもリアルなアイーダが舞台に登場していました。
阿久津ラダメスとの声の相性も、
お互いに「管楽器」のような声質もあって、とても良いものでした。
そしてシルビア・グラブさん。。。素晴らし過ぎます!
なんといってもその容姿の魅力!
父上がスイス人という事で、本当に「エジプトの王妃」という雰囲気が完璧。
さらに、微妙に鼻にかかる声が「甘えている」雰囲気を出していて、
劇団四季の歌い方とは微妙に違う歌唱もあいまって、独特の美しさがある。
ファッションショーでの押し出しの強さ。
最も重要な花嫁衣裳への転換場面での芯の強さ。
判決を言い渡すときに大きな目に浮かべていた涙。
その心情の細部の全てを受け取ることができたと感じました。
相変わらずの「ミュージカルスター・阿久津陽一郎」の魅力。
父性愛にあふれた演技がとても愛しい川原ゾーザ。
「メソ」のクセして泣かせてくれる有賀メレブ。
いま京都で演じられている『アイーダ』は、
今まで観て来た『アイーダ』とは違う手触りの舞台に仕上がっていた。
空席が目立った金曜夜の舞台が、本当に「もったいない」と思った。
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コメント
土曜のマチネも、少なからず空席があった『アイーダ』でした。
井上アイーダは本気でお薦めです。
なにしろ「ヌビアのやんちゃお姫様」そのままな感じで、
それが舞台の上で女王に変わってゆくのですから。
芝ラダメスかぁ、、、それは予想外でした(笑)
井上アイーダ&芝ラダメスだと、『エビータ』ですね(*^^)
芝さんにはゾーザを演じてもらいたいなぁ、、、
と思う、みかん星人でした。
投稿: みかん星人 | 2005年9月 4日 (日) 午前 11時23分
こんばんは!本編レポも楽しく読ませていただきマシタ。
井上さんのアイーダは興味シンシンだったのですがますます観たくなりました!
時間とお金があれば今すぐ京都行きたいです。。。
本当に空席が勿体無い!!
東京に来たら私も通っちゃいますー。
しかも勝手に芝ラダメスの可能性を根拠なく考えて最近アイーダ貯金しています(笑)
今日も観劇三昧なんですね~v
そちらの方のレポもまた拝見しにうかがいます~♪
投稿: 風流 | 2005年9月 3日 (土) 午後 08時11分