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2005年3月27日 (日)

『夢から醒めた夢』@四季劇場「秋」

 悔しい。。。。
 初演は18年前だそうである。
 なぜ、今日まで、この演目を観て来なかったのか・・・悔しい。

 ともかくも、観て良かった>『夢から醒めた夢』


 まず、冒頭の案内人の言葉に射抜かれてしまう。
 「劇場でも『夢』を見ることができる」
 「劇場は夢を作り出し、人生を映し出す大きな鏡」
 「役者に集中することにより、客の心は舞台に上り、
  さまざまなことを経験することができる」
 そう、、、生身の人間が目の前で演じる事の迫力、価値、意義、、、
 まさに「舞台」の魅力を端的に伝えてくれる冒頭だった。
  (面白いことに、この後に観た『アビエイター』でも似たような台詞があった)

 この舞台は、凄い、、、
 そんな予感とともに始まった『夢から醒めた夢』は、その予感を軽く凌いでくれた。

 こんなにも素晴らしい芸術を「劇団四季」は生み出していたのか・・・
 近々再演される『思い出を売る男』から始まった「日本製西洋音楽劇」は、
 この『夢から醒めた夢』で、一旦、完成していたと言うべきだろう。


 まず、物語がとても簡潔であり、そして感動的である。
 どの世代にも共感できる部分を持ち、普遍的である。
 簡単なようだが、この条件を満たしている物語は『ライオンキング』ぐらいではないか?
  (この2本が向かい合って上演されているのだから、本当に素晴らしい)

 そして音楽が良い。
 三木たかし氏が、こんなにも引き出しの多い作曲家であるとは。。。
  (『OHダディー』も三木氏のスコアーであり、所々ニュアンスが似ていた(笑))

 さらに演出が良い。
 劇場全体が「夢」というキーワードに包まれている事から始まり、
 舞台の隅々に「ファンタジー」が吹き付けられていた。
 また、現実に起きている社会の問題との絡め方も巧く、
 「夢」だけに終始せずに進められる部分も素晴らしい。
 ぜひ『ミス・サイゴン』を作った連中に見せてやりたい(笑)


 主人公を演じる役者が、公演ごとに変わる状況で、
 みかん星人は見事にその策略に乗せられそうである。
 土曜は『コーラスライン』でも『マンマ・ミーア』でも押出が強かった吉沢嬢。
 みかん星人としては彼女の溌剌としている部分にとても感動した。
  (実は、1幕の途中から泣きっぱなしだった<みかん星人)
 凛とした風情の樋口嬢も期待できるし、
 木村嬢の楚々としたピコも観てみたい。
 観る場所をあまり選ばない演目なので、当日券で大丈夫(笑)

 『夢から醒めた夢』の夢は、まだしばらく醒めそうもない。

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