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2005年2月 7日 (月)

『Ray』

 桑田君は大好きだし、嬉しかったし、CDSも持ってるけど、
 「『エリー・マイ・ラブ』でも日本で知られるレイ・チャールズ」
 というキャプションは、恥ずかしいからやめてほしい。
 レイ チャールズは、孤高の存在なのだ。
 日本のラブソングを歌うのは、余興だ。

 みかん星人が最初に彼の曲を聴いたのを覚えているのは、
 『Unchain My Heart』なのだけれど、
 驚いたことに、この曲、みかん星人が地球に来た頃の曲らしい。
 まさか、その当時の記憶ではないだろうから、
 記憶に残っているのは、もっと後で聴いたものなのだろう。
 で、みかん星人は、
 その曲が「アンチェイン」ではなく「アンチェンジ」と聴こえていた。
 おかげで、実は結構最近まで「心変わりしない」という歌だと思っていた。

 この映画『Ray』の中で、大好きなこの曲の誕生エピソードを知って、
 胸に熱いものがこみ上げてきた。。。
 この映画の中で、唯一、泣きそうになった場面だった。

 それ以外の場面では、みかん星人は「じっ」としているのが大変だった。
 ともかくも体が動く。
 冒頭、キーボードを滑る黒い指を見た瞬間から、心が躍りだしていた。

 自分の心の中に居る、とてもとても大切な存在が、
 こうして映像を通してリアルに表現されて、なんとも言えない「充足」を感じた。
 「私の愛したものは、誰もが愛した存在だったのだ」
 という安心感なのか、、、、つまりは「共有」が嬉しい。

 ちょっと長い映画なのだけれど、
 これで、レイの曲が、ますます私の中で輝いてくれた。

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受信: 2005年2月15日 (火) 午後 05時06分

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