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2004年12月25日 (土)

『スキップ』 by 演劇集団キャラメルボックス その2

千秋楽を堪能してきました。

先に余談ですが、「演劇集団キャラメルボックス」の千秋楽は面白いです。
なにが面白いって、アンコールが異常に長い。
最後は、舞台の上に正座なさってのご挨拶。
そして、今回のように「年の最後」の千秋楽には、オマケもあります。

 閑話休題

なんとなく、分かった気がした、、、この芝居の「意図」が。
千秋楽での「42歳の真理子」を観ていたら、なんとなく分かった。
この演目のテーマは、至極簡潔に言えば【自尊心】なのだと思う。

そう、真理子が「好きな言葉」としてあげる【自尊心】。

【自尊心】の拠り所は「名前」にあると思う。
つまり「我が名に懸けて」というのが、自尊心であろう。
私たちは、自分の名前をとても大切にしていると思う。
「クローン人間」に対する嫌悪感の根底にあるのも、似たようなもの。

さて、その名前が、自分の管理の外にあったなら・・・
あなたは【自尊心】を堅持できるだろうか?

原作『スキップ』には、いろんなテーマが織り込まれている。
そして、そのカオスがたまらない魅力となっている。
だけど、舞台となった『スキップ』が取り出したのは、その中の一部だろう。
その辺りに「納得」が行ったなら、『キャラメル版スキップ』は良いお芝居だ。

ただ、キャラメルボックスが選ぶべき演目だったかどうかは、謎のまま。。。

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