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2004年11月12日 (金)

『ライオンキング』劇団四季 @ 四季劇場「春」

6年前の12月に芝浦にできた「四季劇場【春】」の杮落として始まったのだが、
いまだにそのまま続いている恐ろしいロングランミュージカル。。。『ライオンキング』
みかん星人も、これで7回目かな?年に1度は見ている(笑)

今回は、影の主役『スカー』を下村氏が演じると分かったので急遽行ってきた。
下村氏はこういう「屈折した役」を演じると、本当に上手い。
今年『アンドロマック』で(比較的)真面目な「王様」を演じたけれど、面白くなかった(笑)
彼が「王様」を演じるとしたら、「ハムレット」か「ヘロデ王」だろう。。。

ま、ともかく、彼の演技だけを見に行ったわけだけれど、新しい発見が多かった。
最高にドキドキしたのは、通称「ハイエナ・ダンス」の場面。
第10場『覚悟しろ』でのスカーの様子だ。
 (今日買ってきたプログラム、内容が変わっていて買い直し、でタイトルを知った)
今までパワフルなハイエナ・ダンスに目を奪われていたけれど、
この時、台の上でスカーが見せているパフォーマンスは、、、セクシーだ。
まさに悶絶、時に苦悩、快哉、、、、
いろんな感情が混沌としながら湧き出ている。
それを、さすが下村尊則、見事に全ての感情を同時に発信していた(笑)。

『ライオンキング』という物語は、みかん星人が感じているところでは、
「アフリカの大地」という場所を借りて描かれている「個の自律」の物語だ。
そして「スカー」は、自分を律してゆく上で最も強敵となる「堕落」の象徴。
まあ、簡単に言えば「ダーク・サイド」って事ね。。。
自分の心の中に棲む「スカー」とどう決着を付けるか、、、そういう物語なのだ。

多くの魅力的である人物がそうであるように、
人は「堕落」あるいは「崩壊」を経験しなければ、本当の「自律」には到達できない。
つまり、自分の中の「スカー」に直面し、魅了され、堕落させられ、、、
けれど対決し、粉砕し、決別した者だけが「わたし・自分」と出会うことができるし、
「あなた・他人」とも上手に交流できるようになれるのだと思う。

・・・ま、『ライオンキング』を観ていない人には分からない話だけれど。
ってか、観ていても、今回のこの「幻覚」は、分からないかな(笑)

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 名古屋駅から歩いて15分。。。本当に近い。  もっと前から行っておけばよかった [続きを読む]

受信: 2005年2月13日 (日) 午後 10時30分

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