« 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』 by サザンオールスターズ | トップページ | 千綿ヒデノリ君の『Demo Traks』とは? »

2004年11月25日 (木)

『赤い月』 by なかにし礼

何よりも、書かれていることが「実際に起きた事」と
「本当に経験したこと」で構成されている事に愕然とする。

そして、この経験者が現役のアーティストであることにも・・・・

映画になった『赤い月』を観てから読んだので、かなり映像の影響に左右された読書となったけれど、
やはり、例に漏れず、原作の方が饒舌でパワフルだ。
まして「なかにし礼」の文体だから、面白いようにスルスルとよみこなせる。

ずっと思っていた事だけれど、やはり「反対」しないという姿勢は「賛成」と同じなのだ。
「戦争」という状況においては、特にそうだと思う。
「便乗する」という行為ばかりでなく「反対はしなかった」という行動も、
「戦争に賛成していた」という事にほかならない。

ただひたすらに自分を認めてもらいたくて、愛してもらいたかった女性の、
ただひたすら素直に生きた様子を通して感じるのは、
「人」という生き物の憐れさと、狡さだった。

|

« 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』 by サザンオールスターズ | トップページ | 千綿ヒデノリ君の『Demo Traks』とは? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60933/2062328

この記事へのトラックバック一覧です: 『赤い月』 by なかにし礼:

« 『愛と欲望の日々』&『Lonely Woman』 by サザンオールスターズ | トップページ | 千綿ヒデノリ君の『Demo Traks』とは? »