『RAG FAIR』 @ 国際フォーラムホールA
へぇー、、、RAG FAIRって、ホールAを満席にしてしまうんだ。
フォーラムのホールAの側壁はとても不思議に傾斜していて、
平衡感覚が狂わされるのだけれど、
2階の最後部にいると、それがますますひどくて、
「遥か下方」にあるハズのステージが、「やや下方」に見えてくる。
最近の映画館にはこういう錯覚を利用したものがあると聴くが、
立って声援を送るライブなどでは、微妙な陶酔感に翻弄される(笑)
さて、、、ライブの内容だけれど、、、面白い。
そう、確かに面白い、、、だけどなぁ、、、飽きちゃうんだよね。
その理由、というか原因は、彼らの「トントン拍子」での出世にある気がする。
実際、彼らには大ヒットし多くの人が知っている曲があるわけでもないのに、
これだけ大きなホールを2日?も満杯にしてしまうのだから・・・
そこには、彼らの「歌」以外の要素に魅力、或いはメディアの力、があるからだろうと思う。
逆に言えば、彼らは苦労の中で自分たちの「歌」を磨く機会を逸したのだ。
一人一人のセンスというか、既にそれなりのテニックを持っていてしまったのも、
グループとしての成長をする機会を失わせてしまった。
だから、、、ステージに立って「歌」で客を魅了する力に欠ける!
これは、スタレビやゴスの変遷を見てきたみかん星人のおぢさんにはよく解ってしまうのだ(笑)
どの曲も同じに聴こえる、、、情景が浮かばず、イメージが広がらない。
『Northern Lights』にある煌めきも、『永遠に』漂うやさしい風も、このステージには無い。
有るのは、一つ一つは美しい色なのに、それをただ混ぜただけのパレットだ。
まるで観光バスから降りることなく街を通り過ぎてしまう気分・・・
たぶん2年、、、で、彼らは大きな壁にぶち当たると思う。それを超えられれば、、、、
ところで、ステージとは違って、お客さん達は魅力的だった(笑)
いや、若いお嬢さん方で埋め尽くされていた、って事もあるけど(爆)
お客さん達の声がとても美しいのだ。。。。
今まで、いろんな「レスポンス」を聞いて来たけれど、ラグのお客さんは本当に美しい声だ。
さらに驚くことに、演出ではあるのだけれど、
「アンコール」の要請が拍手ではなくてお客さんの「歌」なのだ。
正確にはスキャットなのだけど、、、これはなかなか感動的!!
こんなお客さんを得ているのだから、もっとももっと努力しないとだぞ!>ラグ諸君
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