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『ヴェニスの商人』ならぬ『シャイロック』って感じの芝居。まあ、そういう演出で有名なお芝居なのだけれど。。。
ともかく、シャイロックに扮する日下さんの芝居を見ているだけで陶然としてしまう。一つ一つの台詞に「うそ」を感じない、「虚構」を感じない。もちろん「舞台」を意識した上での演技なのだけれど、本当に「シャイロック」という名の苦悩するユダヤ人が舞台にいる。
これは、圧倒的だ。。。
圧倒的過ぎて、実は、周囲の役者が「作り物」に見えてしまう。例えば去年観た『オンディーヌ』では、日下さんをはじめ、登場する誰もが「虚構」の中にいた。その「虚構」のバランスの良さや、箱庭的な完成度が面白かった。今年2月に観た『思い出を売る男』などは、その典型だった。
が、この『ヴェニスの商人』はまずい。。。。バランスを欠いている。そう、、、京都丹波の松茸を不味い米と不味い水を使って「松茸ご飯」にしたようなものだ(笑)
劇団四季の若手の成長に、期待したい。。。そういう意味でも『コーラスライン』は楽しみだ
2004年10月20日 (水) 演劇鑑賞日記 | 固定リンク
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猛烈に暑かった夏を過ごしたこの場所へ、夏の忘れ物を取り戻しにきたぜ!
恒例、真夏のバケーションだぜ!
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