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2004年6月27日 (日)

『みなさん、さようなら。』

映画を見ている時の自分の「気持」をトレースしてみると、
大きく分けて二通りの鑑賞スタイルがあると思う。

ひとつは、
映画の中、物語の中に入り込んで、登場人物にリアリティーを感じながら観るスタイル。

もうひとつは、
映画を「作り物」として捕らえ、スタッフの意思や演出を読み取りながら観るスタイル。

前者は「恋愛映画」などのドラマ物を観る場合にそうである事が多く、
後者は「SF映画」などのアクション物を観る場合にそうであることが多いかもしれない。

で、タイトルの『みなさん、さようなら。』。
今まで随分と多くの「ドラマ」を観てきたけれど、
この映画ほどに映画の中に没入してしまった作品は珍しい。
監督の演出意図や役者の演技に雑音を感じる事が一瞬も無かった。。。
後から考えれば説明不足だったりステレオタイプだったりもするのだけれど、
この『みなさん、さようなら。』を観ている間、私は完全に映画の中に居た。
ま、正しくは、「そんな鑑賞経験をした」事を鑑賞後に「肉体的」に認識させられて、
そこから上に書いたようなスタイル分類を再確認した、って事(笑)

今年の前半には、この映画に似たものが多かった。
ひとつはドイツの『グッバイ!レーニン』。
そしてバートン監督の『ビッグ・フィッシュ』。
どれもが「親の死」に際して、ようやく親と分かり合うという物語。
中でも『ビッグ・フィッシュ』と『みなさん、さようなら。』はとてもよく似ている。
この、よく似た映画における「差異」に、ヨーロッパとアメリカの差を感じる。


 ・・・どんな「差」かは、やっぱり、【映画の星】で書こう(笑)

今年前半に観た28本の映画の中で、
この『みなさん、さようなら。』に最も感動した。
「感動する」という事を私の肉体が実感した素晴らしい映画だ。

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» みなさん、さようなら [Groovy Groovers]
原題: 監督・脚本: ドゥニ・アルカン 製作: ドゥニーズ・ロベール、ダニエル... [続きを読む]

受信: 2005年1月12日 (水) 午後 12時47分

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