エミール・ガレ展 @ サントリー美術館
美術館というのは、とても責任が重い。
美術品を扱う、保管するという意味においては勿論のこと、
「なにが、どう、美しく、素晴らしいのか」を、来館者に感じさせなければならない。
美術館に行き、鑑賞した人に、
「どこが素晴らしいのか、分らなかった」
なんて感想を持たれてしまうのはのは論外だけれど、
「美しいのは分るけれど、そんなに凄いか?」
と思わせてしまうのも、失格だ。
サントリー美術館は、失格だ。
何が悪いって、、、
作品を美しく見せようという意図が感じられない。
それはたぶん、学芸員が「ガラス」という素材に惚れてないのだ。
ガレの膨大なコレクションを譲り受けたにも関わらず、
いや、譲り受けたコレクションだから思い入れが少ないとも言えるけれど、
「ガレ」という天才や、「ガラス」という素材にの美しさに対して、
敬意の欠片も無い展示の仕方なのには怒りを感じた。
子どもの頃、ビー球やオハジキで遊んだ経験は誰にでもあるだろう。
で、そのガラス細工に魅せられた子どもは、皆、どうしただろうか?
「光にかざす」ということをしたのではないだろうか?
ガラスの美しさの源は、「光」にある、、、これは、子どもでも理解している事なのだ。
なのに、だ、、、サントリー美術館では、あの美しい「ガレ」の作品に「光」を当ててない!
もちろん、展示ケースの天井には普通の照明器具はついているから、
作品を「みる」事は十分に出来る明るさは、ある。
けれど、それでは「鑑賞」は出来ないのだ、、、ガラス工芸品は!
まったく、「宝の持ち腐れ」を絵に描いたような、
イライラさせられる「今世紀最悪の展覧会」だった。
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