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2004年1月18日 (日)

『恋愛100の法則』 by なかにし礼 新潮文庫

「憧れる男は?」と問われれば、
迷わず「なかにし礼氏」とこたえる。
あのふさふさしたロマンスグレーの髪、ポートレートでの頬杖のつきかた、、、
などではなく、その感性に憧れる。

この本は、そんななかにし礼氏の「感性」を楽しめるエッセイ集。
名作映画や小説を基点として、なかにし氏ならではの「見方・視線」が楽しめる。

同じものを見ても、その感想は人それぞれまったくと言って良いほど違っている。
その違いが正反対だとかなり驚くけれど、
「近いのに、さらに深い」とか「見つけていたのに表現できなかった事を書いている」なんて人に出会うと、
嬉しくもあり悔しくもある。

で、相手がなかにし氏なら、その落差を楽しめるし、真似したいと思える。

ものすごく、貴重な存在なのであります。

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2004年1月17日 (土)

美味しんぼ 第88巻 『器対決!』

散歩で立ち寄ったコンビニで『美味しんぼ』コミック88巻を発見。
久しぶりに読んでみようと思って『ドラゴンボール』の玩具菓子と共に購入。。。530円。

相変わらずの「アジテーション」な語り口で読者を煽るのが上手い。
けど、毎回同じ「アジり方」なので飽きてしまって読まなくなっていた。
が・・・この88巻収録の『器対決!』は素晴らしかった。読んでいて、言い知れぬ感動を覚た。

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2004年1月 1日 (木)

『成功する読書日記』 by 鹿島茂 文芸春秋

今年の最初に思ったのは「経験したことを残しておきたい」という願望だった。

その原因は、年末に観た映画『ラスト サムライ』。
この映画が面白いのは、「そう」とは気づかないと分からないかもしれないが、
その構造が一人の男による明治維新の観察日記になっている事だ。

それが分かった瞬間、そして「そういう映画を作った」という意図に気がついた瞬間、
言い様の無い興奮を感じた。

すべては、誰かの視線なのだ。

だとしたら、みかん星人の視線は、どこに行ったのだろう。
どこに行ってしまうのだろう。。。

そう感じていたところに、書店で見つけたのがこの本だった。
帯に書かれた「質より量」という言葉に惹かれて手にとってページをめくってみると、
著者の鹿島氏は本ばかりでなく映画にも詳しく、文体も軽快なので購入した。
この本に書かれているように「飛ばし読み」を重ねているが、
ともかく読書と映画に支えられた著者の筆力には圧倒される(笑)

と、いうわけで、この本をきっかけにして『みかん星人の鑑賞日記』を始めて、
こうして『みかん星人の幻覚』へとつながってきた次第。

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